フランスのリヨンでプレーしている熊谷が日本人選手としては最高の31位にランクイン。 (C) Getty Images

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 最優秀選手という称号を手にしても、あらゆる人からナンバーワンと評価されるのは不可能だ。

 12月6日、英紙『The Guardian』が近年恒例としている「女子選手トップ100」の最終順位を発表した。先日、女子バロンドールを受賞したミーガン・ラピノーは、3位にランクインしている。

 ナンバーワンに選出されたのは、オーストラリア代表のサム・カー。一昨年が3位、昨年が2位と、毎年上位でポジションをひとつずつ上げ、今年はついに頂点になった。

 日本人選手では、31位の熊谷紗希が最上位。昨年は18位と前年から5つ順位を上げたが、今年は13も下げてしまった。『The Guardian』紙は「彼女ほど優れた選手でも先発が保証されていないことが、リヨンのクオリティーを大きく物語っている」と伝えている。

 さらに同紙は熊谷を「もっともクラシックで冷静なパサーのひとり」と表現。「その多才ぶりでチームのキープレーヤーであることは変わらない」とし、日本代表でも重要な存在と伝えている。ワールドカップ(W杯)ではオランダ戦でPKを献上したが、同紙はハンドの判定を「厳しいものだった」と評した。

 日本人選手の2番手は、40位の永里優季。昨年の96位から大きくジャンプアップしている。『The Guardian』紙は「一年を通じてのシカゴ・レッドスターズにおける影響はスタッツで明らか」と称賛。1位のカーがチェルシーに移籍したことで、「永里のようなクオリティーの選手がチームにいることを、シカゴは感謝するだろう」と記した。

 70位には、岩渕真奈が。「W杯でもっとも試合を読むのに優れた選手のひとりだった」とし、同大会や国内リーグでのパフォーマンスを称賛している。順位は昨年の62位から8つ下げたが、『The Guardian』紙は「彼女の才能は落ちていない」と伝えた。

 日本人選手最後のひとりは、初登場の93位の菅澤優衣香。当初はなでしこジャパンで若手重視の影響があったが、スコットランド戦でのゴールなど、W杯で活躍したと評価されている。

 昨年のランキングでも、日本人選手は4名(熊谷、岩渕、川澄奈穂美、永里)だった。来年は、より多くのプレーヤーを送り込むことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部