埼玉県熊谷市で2015年に6人を殺害し、強盗殺人罪などに問われたペルー国籍のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告(34)に対し、東京高裁はきのう5日(2019年12月)、一審の死刑判決を破棄し、無期懲役を言い渡した。

妻と娘2人を殺害された加藤さん(46)は判決後、「裁判ってなんだろう、法律ってなんだろうと、頭の中がぐるぐる回っています」「きつい言葉ですが、今回の裁判官には、本当に怒りと憎しみ(しかない)。このまま無期懲役であれば、私が殺しに行きたいです」と記者会見で声を震わせた。

遺族側代理人の高橋正人弁護士も「あ然とした。全然、証拠にもとづいていない」と語っている。

「心神耗弱の状態にあった」と高裁判断

ナカダは2005年に出稼ぎのためペルーから来日したが、次第に孤立したといい、2015年9月、3日間に3軒で計6人を殺害した。裁判では責任能力の有無が争点となり、一審の裁判員裁判は完全責任能力を認めて死刑判決を言い渡したが、控訴審判決では「被告人は心神耗弱の状態にあった」と認定した。

司会の加藤浩次「妻と娘を殺され、ほかにも3人殺しているのに、なぜ無期懲役なんだという加藤さんの気持ちは、わかります」

大畑大介(ラグビー元日本代表)「なぜ加害者の人権ばかり取り上げられるのか。責任能力ということで済まされていいのかと思います」

犬山紙子(イラストエッセイスト)「心神耗弱の人の『裁かれる権利』はどうやって付与されるのか、ということも考えさせられます」