電車がぎゅうぎゅう詰めになる要因は乗客の多さだろう。そして手に持ったり、背負ったり、時には肩掛けする荷物のスペースもその一つなのかもしれない。パンパンの電車は乗客をイライラさせるものだ。満員電車に乗る時、鞄はどうやって持てばいいのだろうか。

以前Jタウンネットで紹介した「『背負うな』『足もと置くな』『肩掛けやめろ』... 満員電車のカバンに不満噴出→何が正解なの!?」では、読者の投稿から鞄を体の横にピタッとつけるという1つの答えを導き出した。

しかしその一方で、アクロバティックなアンサーともいえる、一通のメールが編集部に届いたので紹介する。

「なぜ『鞄を持ち歩かない』という選択が皆さんないのでしょうか?」

そもそも鞄を持たなければいい――。一見すると極論であり、身も蓋もない話のように思える。しかしツイッター上には、鞄を持たない人は一定数いるようで...。

「鞄を持たない通勤も良いねぇ」
「通勤に鞄持たないようにしているので文庫本は基本上着のポケットです。朝の電車と昼休みの読書で読み終わると帰り重いしロッカーに置いて帰るのです」
「普段から鞄って使わないね、通勤にも遊びに行くにも手ぶらだし。財布と携帯をポケットに入れるだけで他は別に持たないねぇ。てか鞄に何いれているの?」

この投稿者の話に耳を傾けてみる価値はありそうである。


鞄って必要?(画像はイメージ)

「せいぜい財布とか入館証程度」

「ちょいちょい、満員電車ネタや鞄の持ち方などの記事を目にしており常々気になったのですが、なぜ『鞄を持ち歩かない』という選択が皆さんないのでしょうか?リュックをどう背負っているかとか、網棚の荷物どうこうの記事をみましたが、鞄持っている人はすべて迷惑です」

そう話すのは、東京都在住のNさんだ。

「自分は30年近く通勤していますが、初めていく客先などや書類を持ち歩く移動以外は、鞄を持ち歩きません。荷物がある場合は、逆に半休などで満員電車は避けます。持ち歩くものは、すべてポケットに収まりますし、ポケットに収まらないものは、仕事場においておけばいいだけです」

会社に持ち運ぶものはポケットへ。入りきらないものは職場に置きっぱなしにする。そんなNさんは、ポケットが無い人やお弁当を持ち運ぶ必要がある人は鞄が必要だとしても、デカすぎる鞄の必要性を問う。

「よく、なんで鞄もってないの?と聞かれますが、逆に、なんで鞄もっているの?鞄に何はいっているの?と聞くと、持っている事そのものに疑問を持ってない人ばかりか、たいていの人がたいしたものは入っていないか、せいぜい財布とか入館証程度です。一度皆さんで本当にその鞄は必要なのか?考えて欲しいものです」


筆者のリュックサック。開いてみると、空っぽだった...

言われてみれば、筆者(男性)のカバンに入っているものは、財布と社員証、名刺入れのみだ。これならポケットのみで事足りてしまう。

弁当箱やパソコン、化粧道具などを持ち運ぶ必要がある人には、言うまでもなく鞄は必要だろう。しかし鞄の中身を精査し本当に必要なものを選別してみれば、ナシとまではいかなくてももう少し小さな鞄で事足りるのではないだろうか。

この機会に考えてみるのもいいかもしれない。

「満員電車のイライラ体験談」、募集します

いかがであったろうか。Jタウンネットでは読者の皆様の「満員電車のイライラ体験談」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッターのダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、乗車していた電車名、具体的なエピソード(どんなことにイラッとしたのかなど、500文字程度〜)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。