フランス・パリのモンパルナス駅構内で、利用者の質問に答えるフランス国鉄(SNCF)職員(2019年12月4日撮影)。(c)Thomas SAMSON / AFP

写真拡大

【AFP=時事】エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領の年金制度改革に抗議し、フランスでは5日、過去数年で最大規模となる全国でのストライキが予定されている。マクロン氏と労働組合の対立が深まる中、公共交通機関の職員と学校教員らのストにより国全体がまひする恐れがある。

 交通機関では、フランス国鉄(SNCF)の高速鉄道TGVの約9割、首都パリ市内の地下鉄の大半が運休する見込み。フライト数百便も欠航となるほか、多くの学校も休校になるとみられている。

 ストの期限は今のところ定められておらず、数日続く可能性もある。今回のストは、政府と労組の対立で約3週間続き国がまひ状態に陥った1995年11〜12月のストになぞらえる見方もある。

 パリでは、市内の地下鉄16路線のうち、11路線はすべて運休となる見通し。完全に自動化された2路線のみ通常通りの運行となる。SNCFによると、TGVの9割に加え、国内各地の鉄道も運休となり、ユーロスター(Eurostar)やタリス(Thalys)など国際高速列車にも大きな影響が出る可能性があるという。

 ジャンミシェル・ブランケール(Jean-Michel Blanquer)国民教育相によれば、5日のストに参加する教員の割合は全国で55%に達する見通し。パリでは教員の78%がストをして、休校しない学校は3割のみとみられている。

【翻訳編集】AFPBB News

■関連記事
洪水被害の南仏で救助ヘリ墜落、隊員3人死亡
「脳死」のNATO、溝鮮明に 首脳会議、確執残し閉幕
ゴーギャンのタヒチ時代の作品、約11億円で落札