4日、森保一監督は10日からのE-1選手権に臨む日本代表と、28日に開催されるU-22ジャマイカ戦を戦うU-22日本代表を発表した。

ところが発表はしたもののリストは完成していない。日本代表は22人、U-22日本代表は19人と、通常の23人よりも少ない人数だった。この理由について、関塚隆技術委員長は次のように説明した。

「J1最終戦がありますので、そこの終了時点でしっかりと23人を選んで戦いに臨みたいと思っています」

「これも先ほど(日本代表)と同じように、Jリーグがまだ継続中ですので、終了、あるいはその後もまだ時間がありますので、そこまでで参加招集できうる選手で23人を決めたいという思いでの、現在での決定のメンバーを発表させていただいています」

このように少ない人数で発表した、最も衝撃的な先例は2006年8月にイビチャ・オシム監督が初めて行ったメンバー発表だった。そのとき、オシム監督は13人の名前だけを挙げ、戸惑う記者たちの質問にはこう答えた。

「13人でも試合はできます。どうして最初から信用しないんですか? 13人は90分間走れるだけの選手だと思います。冗談ですけど(笑)」

そうやって煙に巻いたのだが、実は少ない人数で発表するこの「オシム流」には利点もある。それは選手がリーグ戦に集中できること。そして最後まで選手のコンディションを見極めながら先行できることだ。

今回はJ1リーグ最終節が7日、E-1選手権の初戦である中国戦が10日と試合間隔がなく、7日の試合後にすぐ選定して招集し、韓国に出発することになる。そのため多くの選手を最後に選ぶということは出来なかっただろうが、選ばれるクラブの理解があれば、今後はもっと最終選出される人数を増やすのも妙手と言えるだろう。

【取材・文・写真:森雅史/日本蹴球合同会社】