夫たちは、妻に対して「特に不満はない」が約45%なのに対し、妻の約80%は夫に不満があるというのだ。

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リアル……妻の約8割が夫に不満あり!?

明治安田生命がおこなった、いい夫婦の日アンケートが興味深い。

夫たちは、妻に対して「特に不満はない」が約45%なのに対し、妻の約80%は夫に不満があるというのだ。不満の内訳3つが、「気が利かない」「家事の協力をしない」「整理整頓ができない」。

気が利かない夫

「確かにこの通りです、うちも。夫は本当に気が利かない」

そう言うのはユキノさん(44歳)だ。結婚して15年、ふたりの子がいる。共働きなので、夫にはもっと気を利かせてほしいところ。

「女性はだいたい、いくつものことを同時にやるでしょう。洗濯しながら食事を作りながら、子どもの宿題見ながらついでにテレビをちらちら見てニュースを知る、というように。夫はそういうことができないんですよ。子どものめんどうをみるときはそれだけ。そこに洗濯物があるのだから、ついでに畳んでくれればいいのにそれができない。要領が悪いんですよね」

それは男性脳と女性脳の違いという説もあるが、ひとつのことしかできないのは要領が悪いと女性が思うのもしかたがないのかもしれない。

「人間関係でも同じです。仕事では根回しくらいしているはずなのに、通常の人間関係ではそれができない。夫は親戚が多いから、何か伝えたいことがあるならいちばんおしゃべりな叔母さんに言えば一発で広まるのに、夫は順番に伝えようとするんですよね。今や私のほうが夫の親戚関係も把握しています。だけどそれを言うと、すべて私にやらせようとするからあえて『あの叔母さんに言えばいいのに』とは言わないことにしています(笑)」

親戚関係のつきあいまですべて頼られたらたまりませんと彼女は苦笑する。

妻の気持ちに気づけない夫

人の気持ちに敏感でない、特に妻の気持ちを察してくれないと不満を語るのは、ナオコさん(38歳)だ。結婚して6年、ひとり娘がいる。

「私は今、時短で働いているんですが、時短だろうがフルタイムだろうが仕事での心労は変わらない。それなのに夫は、『働く時間が短くていいなあ』と言うんですよ。その裏で私がどれほど気を遣っているかわかってない。頭にきたので、こんなに気を遣うんだと説明したら、へえって他人事のように聞いていました。あなたの会社にも時短の人がいるだろうから、無神経なことは言わないほうがいいよって説教してやりました」

なにげなく発するひと言が妻を傷つけたり、似たような立場の人を傷つけることを、どうも夫たちは認識していないようだ。

「夫はよく『責めてるわけじゃないよ』と言うんですが、責める意図がなく傷つけるような言葉を吐くのはタチが悪いと私は思っています。たいしたことでなくても私が何かするのを忘れていると、『どうしてしておいてくれなかったの?』『時間はあったでしょ』と言うんです。これは責められていると思っても不思議じゃないでしょ」

どうやらお互いにかなり気持ちがすれ違っている様子。こういう場合、妻は日常生活ですでに疲弊していることが多い。一度ゆっくり話し合ってみる必要があるのかもしれない。

夫婦円満の秘訣は「信頼」と「感謝」!?

このアンケートでは、夫婦円満の秘訣として、信頼と感謝をあげている人たちが多い。相手を信頼し、小さなことにも「ありがとう」と感謝する。それが大事なことは誰もがわかっているだろう。だが、一緒にいるのが当たり前になると、そこがおざなりになっていく。

結婚40年、今も夫婦でラブラブだという女性に出会ったことがある。

「好きだから結婚したんだもの。毎日、お互いに顔を見て話すのがなにより楽しい。そうやっているうちに40年たってしまったというだけのことなんですよ」

温かい笑みを浮かべる彼女は幸せそうだったが、それができる夫婦が果たしてどのくらいいるのかは疑問である。
(文:亀山 早苗(恋愛ガイド))