Photo: ヤマダユウス型

ハイテク×大自然のミクスチャー。

1年ほど前、HPは革張りのラップトップというブランニューなPCを打ち出してきました。およそ毎日使うツールであるなら、楽しめる質感、味わい深い材質を採用する方向は、スペックが本分たるPCにおいて決して悪くない進化。実際、売れてるそうでして。

2019年、HPは天然の木材の息吹をラップトップに宿してきました。新しくなった「ENVY」と、よりつよつよ化した「Spectre」をご紹介しましょう。

木をタッチする間違いない心地良さ「ENVY」

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新製品「ENVY x360 13 Wood Edition」と「ENVY x360 15 Wood Edition」は、パームレストにウォルナットを使用したサスティナブル感あふれるPC。手首を置く部分からタッチパッドにいたるまで、一枚張りで構成されています。カラーリングの正式名称は、ナイトフォールブラック&ナチュラルウォルナット。

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ロゴはレーザーによる極細の彫り込み。自然素材であるため、モデルごとに木目の表情やざらつきが異なります。ナノコーティング加工により耐久性も確保してるとのこと。冬に触っても冷たくないよ!

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右側面にはカメラのキルスイッチが。前モデルのENVYにも搭載されていましたが、常設装備になったみたいですね。

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さてさて、気になるのはウォルナットタッチパッドの操作性。どんなもんかなーと思ったら、おぉ、この操作性、好き系のやつ。程よいザラつきがブレーキになり、スベっとした木独特の滑らかさがストロークを安定させています。そして何より、吸湿性が良い。指先が少し汗ばんでいても、普段と同じように操作できます。手首にかいた汗もバームレストが吸ってくれてる感。

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さすがに指紋認証部分は木にできなかったか。でも、タッチパッドをまるまる木にしちゃうってかなり大胆なアプローチですよ。やっぱり人は自然由来のものに触れるとなんとなーく落ち着きますし、プラスチックのテーブルより一枚板テーブルの方が心地良いし。操作するたび木に触れる、これは気持ちが良いPCですなぁ。

もったいないのは、閉じた状態やタブレットモードではウォルナットが見えないところ。まぁこればっかりはね、仕方ない。むしろ木を傷つけずに済むと捉えましょう。

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技術的な部分では、光の反射を抑えるアンチリフレクションディプレイ(ノングレアと違い光沢感は残している)の採用や、一発ミュートボタン、一発覗き見防止プライバシーモードボタンなどが追加されています。カユいところをスマートにアップデートしてきたなーという印象。

なんせ、木の心地良さを肌に感じながらPC作業をこなすというのは、こんなにもしっくり来るんだなぁと驚きました。肌が喜ぶというか、素直に気持ち良いです。スペックじゃない部分でPCの魅力を打ち出してくる姿勢もユニークですよね。「ENVY」ラインらしい進化の仕方かなぁと。

価格は「ENVY x360 13 Wood Edition」が9万2800円〜、「ENVY x360 15 Wood Edition」が12万2800円〜。詳細なスペックはこちらから。

日本限定の白さ

テスト機なんで英字キーボードですけど、発売されるときは日本語キーになります。
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また、新色としてセラミックホワイトを採用した「ENVY x360 13」が日本限定で登場。名前の通り、白いです。まっっっ白です。

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この質感もちょいと独特で、同じ白色でもマグネシウム合金やプラスチックに比べるとやわっこいというか、スベっとしてます。ザラつくわけでもなく、ペタっとするわけでもなく。

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バームレストだけでなく全面がセラミックホワイトなため、どんな状態からでも素材が見えるのも良いですね。ほんとに白が白いので、かなり映えますよ。「ENVY x360 13」の価格は8万9800円。スペックはこちら。

小さくなり、パワフルにもなったSpectre

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マスターピースラインをになう「Spectre」は、業界最小を謳う「Spectre x360 13」がアップデート(15インチは国内取り扱い未定)。PC業界的にハイエンドなラップトップの需要は伸びているらしく、その要因になってるのがクリエイター人口の増加。スマホで映像作ってた人がPCでもっと本格的に、みたいな流れがあるようで、そんな彼らのセンスを唸らせるデザインをもつPCが今後は求められていくそうな。

Photo: ヤマダユウス型

ハイエンドモデルたる「Spectre」が狙うのは、まさにそこ。前モデルから大きく進化したのはディスプレイで、ちょい野暮ったかったベゼルがシュっと細くなっています。残念だったトラックパッドも、かなり改善されてるように感じましたよ。

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薄ベゼルに貢献してるカメラモジュール。カメラ本体は約2.2mmとのことで、業界最小らしいです。もう米粒サイズじゃん! 画面占有率は約90%。

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あとここ、ここがやばいの。左側面のUSBポートがですね…。

パ カ パ カ す る !

はい、それだけです。大したギミックじゃないんですけど、このパカパカ機構って側面のエッジに統一感をもたせることにしか貢献してないんですよ、おそらく。幾分かのホコリ避けにはなってると思いますが、いやはやフェティッシュは細部に宿るといいますか。ギズは細かすぎて伝わらないHPのデザイン精神を応援します。

Photo: ヤマダユウス型

キーボードは「ENVY」よりもストローク深めで、入力してる感ありあり。前モデルから高評価だったポイントですね。よきよき。

Photo: ヤマダユウス型

角っこに端子を備えるという、「Spectre」らしい機能美も継承。側面のType-Cにはパカパカはないのね。いや、Type-Cの小ささであったら邪魔でしかないか、うん。

その他は、バッテリーの長寿命化と13インチモデルでの4K有機EL対応が大きな進化点。13インチであっても美麗ディスプレイで作業できるのはありがたい。ノマドクリエイションがはかどりますな。

価格は13万9800円〜。4K有機ELディスプレイ対応モデルは19万4800円になります。スペック詳細はこちら。カラーリングはアッシュブラックとポセイドンブルー。なお、「ENVY」「Specre」ともに英字キーボードの国内取り扱いはありません。

訂正[2019/12/06]記事初出時、ENVYの紹介部分にSpectreの写真が1点混入していました。ごめんなさい!

Source: 日本HP