男性遺体に多数の傷 内縁妻の次男、恨みが動機か

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 東京・東久留米市の住宅で男性を殺害したとして、被害男性と内縁関係にある妻の次男が逮捕された事件。次男が「男性を恨んでいた」という趣旨の話をしていたことが新たに分かりました。

 強盗殺人の疑いで逮捕された三ツ本寛己容疑者(28)。第一発見者を装い、警察に通報していたのが実は三ツ本容疑者だったのです。現場となった住宅には亡くなった二岡一浩さん(55)と内縁の妻、そして妻の長女3人が暮らしていました。事件当時、内縁の妻と長女はイタリア旅行に行っていて、二岡さんは1人で留守番をしていたということです。二岡さんの会社から「出勤してこない」と旅行中だった内縁の妻に電話があり、2キロほど離れたアパートに住むこの妻の次男・三ツ本容疑者が様子を見に行って第一発見者となりました。その時の様子を近くにいた人が目撃していました。

 現場に駆け付けた人:「『誰かいませんか?』って泣き叫ぶような声がしたんで、バーって行ったんです」「(Q.三ツ本容疑者の様子は?)吐いちゃったりして、気が動転していて」

 室内は荒らされ、また、窓ガラスには熱を加えて割る焼き切りといわれる窃盗犯が使う侵入手口の跡などが残っていたといいます。このため、強盗事件との見方もありましたが、捜査関係者への取材で、二岡さんの財布が現場に残っていたことや割られた窓ガラスが人目に付く場所など不自然な点が多く、偽装の可能性が浮上。さらに、三ツ本容疑者の携帯電話を解析したところ、事件前にインターネットで「焼き切り」というワードを検索していたことも分かりました。動機について専門家は、遺体に70カ所もの刺し傷があった点に注目しています。

 元埼玉県警刑事・佐々木成三氏:「70カ所ということを考えると、もしかしたら命がなくなってからも刺し続けたということも考えられますので、強い恨みというのは間違いなくあったと思いますね」

 また、その後の取材で、容疑者が逮捕前の任意の聴取に「二岡さんを恨んでいた」という趣旨の話をしていたことが新たに分かりました。