「公私にわたって彼女の面倒を見ていた演出家に心酔したことで、事務所の言う事を聞かなくなったというものです。“洗脳騒動”と報じた一部芸能マスコミもありました」(ワイドショー芸能デスク)

 のん自らが、
「私は仕事がしたいです」

 と訴えるコメントを掲載する場面もあったが、両者の話し合いは平行線をたどるばかり。

 結局、2016年6月、独立を強行。芸名を能年玲奈から『のん』に改めた。
「ここからしばらく“冬の時代”が続きました。同年11月公開の劇場用アニメ『この世界の片隅に』で主演を務めましたが、在京キー局にとっては“使いづらい女優”になってしまいました。地方のイベントや音楽活動に精を出しましたが、大きく扱われることはありませんでした」(前出・芸能プロ関係者)

 この頃、のんの窮状を見て、あるオファーがあったという。
「ヘアヌード写真集を出版しないかという誘いです。ギャラは1億円。彼女、ああ見えて、おっぱいはDカップの超美乳。お尻もつるんとした超桃尻の持ち主。実現していれば、大変な話題になっていたと思います」(出版社幹部)

★本格的テレビ出演解禁

 そんなのんを救ったのがNHKと“あまちゃんファミリー”だった。
「まずNHK。8月、『この世界の片隅に』が放送された直後、『#あちこちのすずさん』という映画の関連番組に出演したんです。これで事実上のテレビ解禁となりました。来年から、大河や連ドラにキャスティングされると思います」(女性誌記者)

 “あまちゃんファミリー”は、8月下旬、本多劇場(東京・下北沢)に大集合。
「のんが、音楽劇『私の恋人』に主演したのです。演出を担当したのは、『あまちゃん』の海女役で共演した渡辺えり。10日間の公演でしたが、チケットはソールドアウトの大盛況でした」(演劇関係者)

 この公演に駆けつけたのが小泉今日子。
「プライベートでも、キョンキョンが“芸能界の母”と慕われているのは有名な話。独立騒動の最中から、ずっと、のんの精神的支柱になっています。親分肌で面倒見のいいキョンキョンは人脈をフル稼働して、のんに仕事を紹介していたこともあったようです」(芸能関係者)

 10月19日には、『いわての美味しいお米 新米トップセールス』発表会に出てきた。
「『あまちゃん』放送以来、岩手とは切っても切れない関係です。不遇なときも、岩手のイベントやCMには出ていましたから。今度も10月に放映が開始された岩手県産米『金色の風』『銀河のしずく』のCMに登場しています」(広告代理店関係者)

 そして、12月11日には自身が監督・主演・脚本・撮影・照明を務めた映画『おちをつけなんせ』もアップされる。
「来年はぜひ、仕事面だけでなく私生活も充実させてほしいです。東京国際映画祭でのシースルードレス姿を見ると、“男”ができた感じがするんですけどね。下半身からフェロモンが漂って来たような…」(映画製作スタッフ)

 今後のエロ活躍を祈るばかり。