<WBOアジアパシフィック・スーパーライト級王座決定戦>7回KO勝ちで王座を獲得した井上浩樹(中)を祝福する井上尚弥(右)と井上拓真

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 ボクシングのWBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(26=大橋)がWBO王者ジョンリール・カシメロ(30=フィリピン)との統一戦を希望した。2日、いとこの井上浩樹の応援に訪れた後楽園ホールで取材に応じ、「カシメロはターゲットにしています。(大橋)会長にも“やらせて下さい”と言いました」と明言。「バンタム級でここまで来たらランカーと試合しても白けるだけ」と言い放った。

 カシメロは、暫定王者として臨んだ王座統一戦(11月30日、英バーミンガム)で正規王者ゾラニ・テテ(31=南アフリカ)に3回TKO勝ちして王座統一に成功。井上は「ああいう予想はしていた。(テテが)負けるとしたら、あの展開だろうなと」と振り返った。

 井上はワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント決勝でノニト・ドネア(36=フィリピン)に判定勝ちし、階級最強を証明。その代償として右眼窩(がんか)底など2カ所を骨折したが、回復は順調な様子で「次はアメリカで、春」と予告した。時期については今月中旬に再検査を受け、見極めていくことになる。

 大橋ジムの大橋会長は平岡アンディー(23=大橋)の米デビュー戦で渡米した際に、井上が契約するトップランク社幹部と会談し、怪我の状況などを報告。カシメロとの対戦については「トップランク側も前向きだった」と認めた。