井上尚弥、WBO王者カシメロとの3団体統一戦希望「会長にやらせて下さいと言った」

カシメロは、暫定王者として臨んだ王座統一戦(11月30日、英バーミンガム)で正規王者ゾラニ・テテ(31=南アフリカ)に3回TKO勝ちして王座統一に成功。井上は「ああいう予想はしていた。(テテが)負けるとしたら、あの展開だろうなと」と振り返った。
井上はワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント決勝でノニト・ドネア(36=フィリピン)に判定勝ちし、階級最強を証明。その代償として右眼窩(がんか)底など2カ所を骨折したが、回復は順調な様子で「次はアメリカで、春」と予告した。時期については今月中旬に再検査を受け、見極めていくことになる。
大橋ジムの大橋会長は平岡アンディー(23=大橋)の米デビュー戦で渡米した際に、井上が契約するトップランク社幹部と会談し、怪我の状況などを報告。カシメロとの対戦については「トップランク側も前向きだった」と認めた。