最近こんな本を読みました。

「イチロー・インタビューズ 激闘の軌跡 2000-2019」。スポーツ総合誌Numberを中心に20年間、100時間を超える単独インタビューを完全収録した、イチローさんのこれまでの発言が詰まった決定版と言うべき書籍です。そんなすごい本を読んでしまったものだから、いまめちゃめちゃイチローさんについて話したい!

今回はこの書籍やそれ以外のイチローさんの発言で、個人的にグッと来たものをいくつか紹介したいと思います!

「日本で成績を残したという自信ではなくて、野球界に限らず、どの世界でもそうだと思いますけど、自分にできることをとことんやってきたという自信を持てたかどうか。そこが重要です。そんな自分がいること、それを継続できたこと、誇りを持てるとしたらそこではないでしょうか。だから、首位打者を獲ったとか獲らないとかということではなく、たとえ2割5分の選手であっても、それが自分の能力を出すために全力でやってきた人間なら、適当にやった3割5分の選手よりもプライドを持って相手に立ち向かえると思うんです。どちらが人間として優秀かといわれると、明らかに前者になるでしょう。」
(2001年3月のメジャーでの開幕を直前に控えたインタビューでの発言)
2019年9月3日「ライブドアニュース」

「人の心を動かすとか、勇気を与えるとか、感動を与えるとか、よく言われるフレーズですけど、そんなこと無理なんです。それは、目的にはできない。目的となったら、そんなこと、達成できるわけがない。なるとしたら結果的に、でしかない。だから僕はそんな想いは持てないんです。
何かを示そうとすることも同じです。示そうとすることが示されることはない。結局、それは受け手側がどう感じるかですから。受け手側が何かを感じれば結果的にそうなったと言えるだろうし、ただ、表現する側がそれを目的としてやって、受け手側に伝わるなんてことはない。無理なんです。だから、その価値観を持って臨む。伝えようとすればするほど、それは達成できないということを知った上でプレーしなくてはなりません」
(2012年日本で開幕戦を迎え、MLBが東日本大震災被災者復興支援を全面的に打ち出していたことについての発言)
2019年8月27日「Number」

「4打席ノーヒットでも、5打席目が回ってきて欲しいと思える気持ちかな」
(自分に与えられた最大の才能は何だと思うか、という質問に対しての発言)
2019年8月「イチロー・インタビューズ 激闘の軌跡 2000-2019」

「ヒットを打つこと、これが難しいのは、(首位打者を大前提にされた)1995年以降、ずっと変わらないことです」
(2019年の引退試合となった日本での開幕シリーズでヒットを打てなかったことで、ヒットを打つことの難しさをどう感じたかという質問に対しての発言)
2019年4月17日「Number」

「止まっていないものが止まって見えるのは明らかに特別でしょう。僕には常に、やたらと動いて見えるよ」
(ボールが止まって見えるのでは、という質問に対しての発言)
2019年4月14日「Number」

「自信がなければここにはいない。プレッシャーがかかる選手であることを誇りに思う」
(2000年のシアトル・マリナーズ入団会見での発言)
2019年3月22日「スポニチ」

「重かった。解放された。180本を超えたあたりが一番苦しかった。この時期に1本打つ難しさは変わらない。(不振の時は)煮えくり返っていたが、感情を出したら自分が壊れる。何回やっても強い自分になれない。むしろ弱さしか見えてこない」
(2006年9月苦しんだ末に6年連続シーズン200安打を達成した際の発言)
2018年3月8日「Sportiva」

「3000という数字よりも、僕が何かをすることで、僕以外の人たちが喜んでくれた。今の僕にとって何よりも大事なことだと再認した瞬間でした」
(2016年8月7日、ロッキーズ戦で史上30人目のメジャー通算3000安打を達成した際の発言)
2019年3月22日「スポニチ」

「自分ができると思ったことは、必ずできるとは限らない。でも、自分ができないと思ってしまったら、それは絶対にできない、ということを覚えておいて欲しいと思います。周りができないということはたくさんあるんですけど、それでも自分が頑張っていたら、最後できることもたくさんあります。できないことももちろんたくさんあるんですけど、自分の中で自分の可能性を決めないで欲しい。
その人がどんな人間か、というのは、人が見ているところで見える姿ではなくて、人が見えないところでどんな自分であれるか、ということがその人であるような気がします。自分1人で頑張らないといけないときに頑張ることは、すごく力のいるし、難しいことなんだよね。常に自分に自分はどうなんだということを問う、そんな人間であってほしい、大人になってほしいなと思います」
(2018年12月に行われた第23回イチロー杯争奪学童軟式野球大会の閉会式で子どもたちに向けて発言)
2018年12月24日「full-Count」

ああ、イチローさんはやっぱりカッコいいな〜。
こんな素晴らしいメンタルを少しでも見習って仕事に取り組みたいと思います…。

(Written by 大井川鉄朗)