明石家さんま

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 お笑いタレント、明石家さんま(64)が、1日放送の日本テレビ「誰も知らない明石家さんま」(後7・00)に出演。人前で初めて涙したエピソードが、番組の特別ドラマ企画「さんまが泣いた日」で明かされると、感慨深げな表情を浮かべた。

 同ドラマは、俳優の成田凌(26)がさんま役を務め、お笑いコンビ「ピース」又吉直樹(39)が脚本を担当。さんまの師匠で今年2月に亡くなった落語家・笑福亭松之助さん(享年93)との絆を描いた作品だ。

 さんまは高校3年時に、松之助さんの落語を見て衝撃を受け、京都花月劇場の楽屋口で出待ちをして弟子入りを志願。その場で松之助さんいきつけのラーメン店に連れて行かれ、許可された。1974年に落語家として初舞台を踏んだが、そのころ交際していた彼女と駆け落ちし上京した。半年ほどで彼女と別れ、大阪に戻り再び松之助さんの元へ戻り、土下座して謝罪すると「黙ってついてこい」と言われ思い出のラーメン店に入った。

 「世の中にはいろいろなヤツがいるな。若いヤツらは全然わかっていないな、笑いを。でもな、若いヤツで1人だけ面白いヤツがいるんだ。とにかくおしゃべりなやつで、師匠に向かってセンスがあるとか言ってきて。とにかく面白いヤツだよ」と、さんまのことを褒める内容だった。この言葉にさんまは人前で初めて涙した。松之助さんは、さんまが東京に駆け落ちしている間も「すぐに戻ってきますから」と関係者に頭を下げていたという。

 スタジオで映像を見ていたさんまは「実話やから」としみじみ。「同じラーメン屋の前で、それを言わずに」と涙の瞬間を短く振り返り、「めぐり合いっていうのもええんか、これは」と話した。さんまは過去に出演したテレビ番組で、芸人として涙を流さないというポリシーを告白。「心に決めてお笑い芸人として入ってきてるから、涙を流すのはおかしいと思って流さない」と理由を説明していた。