車の運転中に携帯電話などを操作する「ながら運転」を厳罰化した改正道路交通法が1日から施行された。運転中の通話やメール、アプリの操作などの違反には“一発免停”の可能性もある。

 違反点数は、運転中の携帯電話での通話や画面を注視する「携帯電話使用等(保持)」が従来の1点から3点に。事故につながりかねない危険を生じさせる「携帯電話使用等(交通の危険)」は2点から免許停止となる6点に引き上げられた。

 反則金も2〜3倍強に大幅アップされた。「保持」の場合、大型車は2万5000円、普通車は1万8000円、二輪車は1万5000円、ミニバイクなどの原付き車は1万2000円となった。「交通の危険」は反則金ではなく、ただちに刑事処分の対象とした。

 警察庁によると、携帯電話の通話や操作などが原因の交通事故は昨年2790件発生し、5年前の1・4倍に上がっている。このうち死亡事故は42件。2016年10月には、愛知県一宮市でスマホゲーム「ポケモンGO」をしながら運転していた男のトラックに小学4年の男児がはねられて死亡し、社会問題となった。

 一方で今回の厳罰化は自転車は対象外。15年6月に道路交通法が改正され、携帯電話を操作しながらの自転車運転など危険行為を繰り返すなど悪質な違反には講習が義務づけられ、受講しないと5万円以下の罰金が科せられることになったが、実際に適用されるケースは少ない。

 最近は人気スマホゲーム「ドラゴンクエストウォーク」を自転車で行うプレーヤーが増殖中。歩いてモンスターを探すよりも、自転車の方が効率的だからだ。「深夜に自転車で徘徊している人を目にする。スマホに夢中で前を見ていないから危ない。子供連れであれば、なおさら。万が一があってからでは遅いので、自転車も厳罰化してほしい」とは子持ちの30代男性。

 17年12月には元大学生の女性がスマホを操作しながら電動自転車を運転し、歩行者にぶつかって死亡させる事故を起こしている。