ひとりでキャンプに出かけ、一晩過ごして帰ってくるだけのドラマである。奇数回は缶詰を使った簡単な料理を楽しむ大木健人(三浦貴大)、偶数回は川や海で釣りをして食材を現地調達して食べる七子(夏帆)というダブルキャストで、かわりばんこに異なるひとりキャンプの楽しさを見せていく。

一応、役のキャラクター像はあり、なぜひとりキャンプするようになったのかの理由もあるのだが、ドラマを楽しむというより、「ひとりでキャンプするってこんな感じです」という、ゆるい空気感を楽しむ狙いだ。

アウトドアクッキングも行き当たりばったり

三浦の回ではアウトドアグッズ・ショップ、夏帆の回では釣具店が出てきて、商品の紹介があるのもちょっと便利でお得感があり、自分もひとりキャンプできるかも、やってみたいなという気にさせる。

作る料理も決して凝ったものではない。第6話ではプロの釣り師・久保孝太郎(本人役)が配信する動画を磯で見ながら、夏帆がメジナ釣りに挑戦した。釣りはまったくの素人で、結局、カニ獲りに来ていた中学生男子に助けられ、食べたメニューはカニの味噌汁だった。

そういう淡々とした流れなのだが、でもつい見入ってしまうのは、週末の深夜にのんびり鑑賞するのに最適なドラマだからだろう。(11月22日深夜0時52分)

かたくりこ