「松屋」カレーで大炎上! ツイッターでの「商品切り替え」告知が「廃止」連想させ…非難の声相次ぐ

写真拡大

 松屋フーズが運営する牛丼チェーン「松屋」で、定番メニューのカレーをめぐり、ツイッターの公式アカウントが炎上する騒ぎとなった。いまや企業の重要戦略の一つであるSNSは、消費者の心をつかめば反響も大きい半面、対応を誤れば企業価値を落とすリスクもある。

 松屋の公式アカウントは27日夜、ツイッターで「来週日曜日から松屋の『オリジナルカレー』順次全店終売となります」と涙を流した顔文字とともに投稿した。「#松屋は牛めし屋」というハッシュタグとともに「松屋カレーショック」ともツイート。メニューからカレーがなくなると連想させる内容だった。

 並盛390円のオリジナルカレーは松屋の売り上げのうち2割を占めるという看板メニューゆえ、「無理です」「令和一ショックです…」などとユーザーの動揺も大きかった。

 しかし同アカウントは翌28日に「松屋『創業ビーフカレー』ついに定番化!!」と投稿。要は商品の切り替えだったことから、ツイッターには「紛らわしい」「客を混乱させるでない…」などと非難の声が相次いだ。

 松屋フーズの広報担当者は「SNS担当者は、ここまで話題になるとは思っていなかった。ひと言新商品発売に関する告知があれば、お客さまに残念な気持ちを抱かせることはなかったと思う。ただここまでオリジナルカレーがお客さまに好かれてたことはうれしい悲鳴でもある」と回答した。

 創業ビーフカレーは、オリジナルカレーより100円高いメニューになるが、広報担当者は「内容が全く異なる商品」と単なる値上げではないと強調。「牛肉をとろとろになるまで煮込み、最後までうま味を感じられる。こちらをお客さまに喜ばれるメニューとして出したい」と話した。一方でオリジナルカレーも通販サイトで継続販売するという。

 SNSを使ったPRが、逆効果となるケースはこれまでにもある。2018年、大手飲料メーカーのキリンビバレッジはSNS上の企画で「午後ティー女子」をイラストで紹介したが、女性蔑視などという批判を浴び、謝罪に追い込まれた。17年には宮城県が製作したPR動画が、性的な内容を連想させるとして公開を停止している。

 ITジャーナリストの三上洋氏は「あざといPRや過剰な演出をすると痛い目に遭う。炎上は予期せずして起こる可能性があるので、いち早く謝罪するなど事後対応が重要になる」と指摘した。

 危険性を承知の上で利用するのが鉄則のようだ。