代表メンバーを発表した高倉監督

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 なでしこジャパンが“パンク危機”だ。東アジアE―1選手権(12月10日開幕、韓国)のメンバー23人が決定したが、初選出の選手はおらず、招集を見送られた海外組や一部のケガ人を除き、ほぼベストメンバーが顔を揃えた。高倉麻子監督(51)は「私たちは五輪予選がないので、五輪までの最後の公式戦になる」と来夏の東京五輪に向けて重要なテストの場と強調。そんな中で気になるのがチームの大半を占める日テレ勢のコンディションだ。

 高倉監督はリーグ5連覇の日テレ勢を重用しており、今回も大量11人を招集した。しかし現在日テレは超過密日程の真っただ中。23日の皇后杯2回戦大和S戦を皮切りに、韓国への移動を挟みつつ中2日で26日にアジア女子クラブ選手権の江蘇蘇寧(中国)戦、さらに28日の仁川現代(韓国)戦、30日のメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)戦と中1日での連戦。その後帰国して中3日で12月4日の皇后杯3回戦横浜FC戦とブラック企業も真っ青の“殺人スケジュール”が組まれている。ケガのリスクを避けて日テレ勢の招集を見送る手もあったが、高倉監督はこれまで通り日テレ偏重の選考を敢行。「非常にタイトなスケジュールになるので、選手のケガは絶対に避けなければいけない」と語ったが、十分な休養を与えられないまま韓国の地で心身ともにタフな戦いを強いられるため不安は増すばかりだ。

 日テレ勢は高倉ジャパンの根幹だけに、来夏の東京五輪に向けてアクシデントだけは避けたいところだが…。