東京オリンピックのレスリング女子57キロ級代表の川井梨紗子選手が、女性蔑視の発言など嫌がらせがあったと、出身地である石川県レスリング協会の下池新悟会長を批判した。「『石川県にはオリンピック内定者が2人います。しかし残念ながら女です』という発言があったと聞いています。お父さんがその場にいて、親がいる前でそういう発言があったっていうのが、一番嫌です」と語ったという。

川井はリオ五輪で金メダル、7月(2019年)に伊調馨選手に勝って代表に選ばれ、62級の妹、友香選手とともに東京五輪代表に内定している。川井は「リオ五輪前の納会で父親に募金箱を持たせ、会場を回らせて集金させられた。(嫌がらせは)ずっと前からあって耐え切れなかった」と述べている。

父親に募金箱持たせ「娘の派遣費集めてこい」

下池会長は反論する。「寝耳に水の話。川井の『か』の字も言うとらん。女であろうと、男であろうと、選ばれたっていうことは大変名誉なこと。それだけ県のレスリング協会が評価されたということなんだから」という。父親に募金を集めさせたことについては、「自分の娘のためのお金なんだから、親が集めてくるのは当たり前の話」と認めた。

キャスターの立川志らく「真実は分からないですが、女性蔑視発言は他に聞いている人がいるので、聞けば分かる。ただ、会長の『誰であろうが』という物の言い方が、ちょっと蔑視の臭いがするし、ふんぞり返った態度も引っ掛かりますよね」

支援者が広く一般からつのるのが募金で、「親が集めるのが当たり前」という発想は違うのではないか。