43度目の優勝を果たし、「目標は50回」と色紙を披露する白鵬

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 大相撲九州場所後の横綱審議委員会が25日、両国国技館で開かれた。

 記者会見した矢野弘典委員長は、43度目の優勝を遂げた白鵬について「横綱の存在感を示した」と評価した一方、「張り手、かちあげはやり過ぎじゃないか。横綱の振る舞いとしては見苦しい」と、粗暴な取り口に強い調子で苦言を呈した。

 12日目の遠藤戦の立ち合いで、肘を相手の顔面に打ち付けるかちあげを見せた横綱に対し、出席した委員の「ほとんど全員」から同様の意見が出たという。「43回優勝する大横綱だが、名横綱と後世言われるような存在になってほしい」とも述べ、相撲協会に指導するよう要望した。

 初日に突然休場した鶴竜については「体調管理は大事。(けがを)治して、来場所出てほしい」とした。

 白鵬は千秋楽から一夜明けた25日の記者会見で、「上位陣が立て続けに休場した中、責任を果たした」などと、休場明けの土俵で見せた復活劇を振り返った。

 2日目に早々と土が付き、先行きが心配されたが、立ち合いで相手の裏をかくなど、今場所はこれまで以上に勝ちにこだわる姿勢が目立った。そんな中、かちあげなどの荒々しい立ち合いは物議を醸した。「厳しい立ち合い」との指摘を受けた横綱は、「勝たないと生き残れませんから」などと釈明するにとどめた。

 前人未到の記録を更新し続ける第一人者は、次なる目標を聞かれると、「(優勝)45回……。分からないけど50回ですかね」と笑顔で答えていた。