技能賞を獲得した朝乃山は笑顔を見せた

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 小結朝乃山(25=高砂)が看板力士へ向けて大きな一歩を踏み出した。大相撲九州場所千秋楽(24日、福岡国際センター)は幕内正代(28=時津風)に寄り切られて黒星フィニッシュとなったが、今場所は11勝4敗の好成績で初の技能賞を獲得。大関候補として正式に名乗りを上げ「来年が勝負。もっと上を目指して頑張りたい」と意気込んだ。

 富山県出身。今年の5月場所で初優勝を果たし、来日していたトランプ米大統領からも表彰されたことで地元の英雄となった。そんな朝乃山がライバル視しているのが、同じ富山県人で米プロバスケットボールNBAのワシントン・ウィザーズで活躍する八村塁(21)。「刺激になる。自分より年下だし、やっぱり負けたくない。切磋琢磨して、富山県を盛り上げたい」と対抗心を燃やしている。

 一方で、上には上がいることを思い知る出来事もあった。あるテレビ番組で富山県の有名人ランキングを目にしたときのことだ。朝乃山は「1位が柴田理恵(60=タレント)で、2位が八村塁。3位が僕だった。やっぱり柴田理恵は有名ですよ。僕が知る限り、富山県から『ケンミンショー』に出ているのは、あの人しかいない(笑い)」。富山出身者の目から見ても“横綱・柴田”の存在感は別格のようだ。

 もちろん、今の小結から関脇→大関→横綱と番付を上げていけば、いずれは「富山の顔」になることも夢ではない。今年は年間最多勝も獲得した朝乃山の今後の活躍に注目だ。