大手前高松vs星稜

写真拡大

大手前高松「星稜・内山 壮真から4盗塁奪取」で招待試合快勝!大手前高松先発・内田悠太(2年)

【熱戦の模様をギャラリーでチェック!】

 毎年6月・11月に開催され、香川県高校野球強化の礎となってきている「香川県高等学校野球連盟招待試合」。今年も世代高校トップクラスの最速152キロ左腕・及川 雅貴(阪神タイガース3位指名)がエースだった横浜(神奈川)を招いた6月招待試合に続き、今回は秋の北信越大会を制し5季連続甲子園を確実なものとしている星稜(石川)が初招待されている。

 試合はレクザムボールパーク丸亀(丸亀市)において、23日(土)は大手前高松(秋季県大会2位)・四学大香川西(秋季県大会4位)。24日(日)は18年ぶり7度目のセンバツ出場が濃厚となっている尽誠学園(秋季県大会優勝)、英明(秋季県大会3位)の順で対戦。そして先陣を切る形になった大手前高松は、このようなテーマを持って全国屈指の強豪に挑んだ。

 「守備では全国屈指の打撃力に対し内田(悠太・2年・右投右打・175センチ66キロ・高松市立国分寺中出身)がどのくらい通用するか。攻撃はアグレッシブにウリの走塁をNo1捕手相手に何ができるか」(大手前高松・吉森 智一監督)。ここで指す「No1捕手」とはもちろん、二塁送球1秒8台をマークし、高校通算本塁打も29本を積み上げている4番主将・内山 壮真(2年・右投右打・172センチ72キロ・星稜中出身)のことである。そこで彼らは研究を加えた。

 「映像などを見ても内山君の持ち替えの速さは素晴らしいけど、投手のクイックには問題がある。そこを突いて勇気をもって走っていこう」。初回・4回裏に盗塁死・3回裏に二塁けん制で刺されても彼らは決して怯まなかった。まずは四球の3番・川田 航大(2年・遊撃手・右投左打・167センチ67キロ・高松市立第一中出身)が二盗、二死後5番・清家 優一(1年・捕手・右投右打・174センチ79キロ・高松リトルシニア出身)の左前打で先制を果たすと、6回裏には無死二・三塁から清家の中前2点打など打者11人を送り込み5得点。

 さらに7回裏には2番手投手から4番・古川 裕太郎(1年・中堅手・右投右打・171センチ66キロ・丸亀市立飯山中出身)の三盗に一走・清家が呼応して二進する大手前高松らしい走塁も絡め2点を追加。終わってみれば内山から計4盗塁で8得点を奪ってみせた。

星稜4番・内山壮真

 一方、最速147キロ右腕・内田も「ただの練習試合で終わせることはしたくなかったので、力強いスイングに対して押せるところまで押していくようにした」目的意識を明確にしつつ、初戦敗退に終わった四国大会後に取り組んだフォーム変更や130キロ前後カットボール等の変化球精度もテスト。

 現状のベストメンバーを組んだ星稜に先発7回で131球を投げ6安打4四死球5奪三振2失点の好投に「新チームができてからまだ練習試合7試合・公式戦10試合。まだ守備の練習もやらないといけないですね」と6失策の自軍守備を嘆いた星稜・林 和成監督も「評判通り非常にいい投手。いい機会を与えてもらった」と内田に高評価を与えた。

 なお、試合は内田を含む3投手がそれぞれの持ち味を出し8対2で大手前高松が星稜に快勝。続く第2試合では四学大香川西に対し4番遊撃手として「大手前高松戦では身体が前に突っ込んでいたので後ろ足に体重を残すことを意識した」内山が放った高校通算30本目となる4回表の左越3ランに加え、5番・花牟禮 優(2年・左翼手・右投左打・170センチ68キロ・泉州ボーイズ<大阪>出身)が3回表に右中間逆転2ラン、3番・知田 爽汰(2年・三塁手・右投左打・174センチ75キロ・星稜中出身)も8回表にダメ押し右越2ランを放った星稜が10対3・8回コールドで勝利している。

(取材・写真=寺下 友徳)