豪シドニー郊外で、壁に描かれたイスラム教徒の女性の絵(2014年10月2日撮影、資料写真)。(c)PETER PARKS / AFP

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【AFP=時事】オーストラリアのシドニーで、無抵抗のイスラム教徒の妊婦(31)に殴る蹴るの暴行を加えた男(43)が起訴された。豪イスラム関係評議会(AFIC)は「イスラム嫌悪」に基づく襲撃事件だと非難している。

 事件は20日、シドニー西部のカフェで起きた。店の防犯カメラ映像には、ヘッドスカーフを着用した女性3人が談笑しているテーブル席に男が近づき、いきなり飛び掛かるようにして女性1人を殴りつける様子が映っている。女性に男を挑発する様子はなかった。

 男は何度も女性を殴り、女性が床に倒れ込むと今度は踏みつけるなど、周囲の人々が力ずくで引き離すまで暴行を続けた。警察によると、被害者の女性は妊娠38週で、病院に搬送されたが既に退院したという。

 男は「暴行によって身体障害と平穏侵害を引き起こした」罪で起訴された。保釈は認められない。男の動機について警察は明らかにしていないが、複数の余罪で追起訴する可能性があるという。

 事件を受け、AFICが21日に発表した声明によると、男は被害者と友人の女性たちに向かって「反イスラム的なヘイトスピーチ(憎悪表現)を叫んでいた」という。ラテブ・ジュネイド(Rateb Jneid)AFIC議長は、「人種差別とイスラム嫌悪に基づいた襲撃なのは明らかだ。そのように対処されることを期待する」と述べた。

 豪チャールズ・スタート大学(Charles Sturt University)の最近の研究報告によれば、オーストラリアではイスラム嫌悪が「継続的な現象」となっており、特にヘッドスカーフを着用した女性が被害に遭う事例が多いという。

【翻訳編集】AFPBB News

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