タワマン林立余波…ダイヤ過密で“開かずの踏切”化

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 タワーマンションが林立する川崎市の武蔵小杉。人口増加の影響で、その2つ隣の駅の踏切が長時間、閉まったままの状態、いわゆる「開かずの踏切」となっていました。

 朝の通勤時間帯。神奈川県川崎市にあるJR南武線平間駅前が無法地帯のようになっています。踏切の遮断機が下りているにもかかわらず強行突破する人が続出。さらに車が大渋滞。実は、JR南武線平間駅前の踏切で待ちきれない人たちが、日常的に遮断機を潜り抜けるなど深刻な問題になっているというのです。いわゆる開かずの踏切です。実際、遮断機が下りてから上がるまでの時間を計ってみると、遮断機が上がるまで約13分もかかりました。そして、やっと遮断機が上がったと思ったら…。上がったと思ってもすぐさま遮断機が下りてきます。通勤ラッシュ時の1時間で上りと下り、合わせて40本以上の電車が運行しているためです。

 さらに、この踏切の駅の西側は住宅密集地なのですが、改札は駅の東側に1つだけ。そのため、改札に最も近いこの踏切では強行突破する人が後を絶たないのです。こうしたことなどから市は駅の南側にある歩道橋への迂回(うかい)を勧めていますが…。踏切から迂回するルートを歩くと…。かかった時間は約4分半。踏切を渡れば1分足らずで駅に行けます。上がってもすぐさま遮断機が下りるJR南武線平間駅前の踏切。

 それにしてもなぜ、このような状態になったのでしょうか。2つ先の駅に要因があるのかもしれません。10年前と比べると利用者が約2倍に急増しているJR武蔵小杉駅。市によると近年、武蔵小杉のタワマン建設などに伴い、人口が増えてJR南武線のダイヤが過密化したのが一因だといいます。

 過去の事例から、完成は2040年ごろになるとみられています。