逮捕時「殴られ蹴られた」釈放の日本人大学生が証言

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 警察とデモ隊の緊張状態が今も続いています。一方、香港で拘束された日本人大学生が取材に応じ、警察から蹴られたり結束バンドで両手首を縛られるなどの暴力を受けたと証言しました。

 釈放された日本人大学生。

 一時拘束された東京農業大3年・井田光さん:「(Q.どうして警察に連れて行かれたんですか?)『暴動罪』としか言われてはいないですね。僕も正直よく分かってないんですよ。ただ、デモの付近にいて警告があったのを無視じゃないですけど、よく分からなくて、逮捕されてるのかどうかも正直、よく分かってなかったです。署に行って、君は逮捕されていると言われてそこでやっと自分の置かれている状況を把握できた」

 「(Q.香港の印象は変わった?)ここまでひどいとは思わなかった。捕まえて暴力するだったり…」

 「(Q.暴力?)そうですね、拘束された時に殴られたり蹴られたりとかはされました。背中の方を蹴られたりとか」

 「(Q.精神的には?)精神的には結構きてますね。あまり英語も通じない所でもありますし、本当にこれからどうなるんだろうと…」

 これは19日の夕べ、デモ隊が築いたバリケードを警察車両が突破していく様子です。学生たちが立てこもっている香港理工大学ではSOSの文字。もはや限界でしょうか。19日、深夜まで300人ほどの未成年者を含む約800人が投降。残っているのは20、30人とみられています。中国政府を後ろ盾にした強大な権力。一国二制度の建前が揺らいでいます。

 一時拘束された東京農業大3年・井田光さん:「(Q.日本でしたいことは?)香港で何が起きているのか、実際にこういう経験をしたのは僕が一番近いと思うので、ありのままを伝えたい」