ベネズエラはエースのロンドン(右から2人目)を中心にアグレッシブな攻撃を披露した。 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 森保ジャパンに対して、猛ラッシュを展開したラ・ビノティント(ワインレッドの意。ベネズエラ代表の愛称)に、母国メディアが熱狂している。

 11月19日に開催されたキリンチャレンジカップで、日本代表と対戦したベネズエラ代表は、開始8分にエースのサロモン・ロンドンのヘッドで先制して勢いに乗ると、30分にこの主砲が追加点をゲットする。

 さらに、その3分後にもロンドンが3点目をもぎとってハットトリックを達成すると、38分にはショートカウンターからジェフェルソン・ソテルドが左足でネットを揺らして、4-0と突き放す。後半に入って69分に山口蛍のゴールで1点を返されたが、残り時間を危なげなく消化して、完勝を飾った。

 前日会見で「日本に勝つためには、我々も全力で挑まなくてはいけない」と語っていたラファエル・ドゥダメル監督の宣言通りに、攻守で圧倒いて凱歌を上げたベネズエラには、地元メディアも賛辞を贈っている。

 地元紙『Meridiano』は、「ロンドンとソテルドがサムライブルーを葬った」と銘打った記事で、次のように綴った。

「大阪の観客を喜ばせたソテルドの素晴らしいプレーから生まれたロンドンのゴールでフィエスタ(宴会)を始めたベネズエラは、最後まで日本を揺さぶり続けた。A代表では初のハットトリックを決めたロンドンにとっては、黄金の夜となった。そして、ソテルドが挙げた4点目は、サムライブルーに試合が決着したことを宣告した」

 さらに同紙は記事内で、後半の戦いぶりについては、次のようにレポートしている。

「ホタル・ヤマグチの1点で日本はドゥダメルのチームを脅かしたが、結果をひっくり返すほどの効果はなかった。そして、ラ・ビノティントは、過去7度の対戦で一度も勝ったことがなかった日本を見事にノックアウトした」

 来年3月から始まるカタール・ワールドカップの南米予選に向けた最後の親善試合で、森保ジャパンを粉砕したベネズエラは、史上初のビッグトーナメント出場へ着実に強化を進めている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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