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DIC(ディーアイシー)は20日、貼るだけで設置できるやわらかい無線タイプのセンサー"やわらかい無線センサー"のIoT実証実験をイオン藤井寺ショッピングセンターで開始したことを発表した。

出版や印刷には欠かせないDICカラーガイド(見本帳)でもお馴染みのDIC。印刷インキの製造の長い歴史を持ち、基礎素材となる有機顔料と合成樹脂をベースに世界規模で事業を展開する同社は、大阪府藤井寺市にオープンした「イオン藤井寺ショッピングセンター」で"やわらかい無線センサー"の実証実験を開始している。

9月にオープンした「イオン藤井寺ショッピングセンター」は、新たな取り組みにチャレンジしている(ニュースリリース)。地元企業28店舗を含む多様な専門店65店舗を施設、行政とも連携した図書館の返却ポストや緊急災害時の情報伝達を迅速に行えるデジタルサイネージ、国内スーパーマーケットでは初になるという野菜の摂取状況の測定器「ベジメータ」(アルテック)の設置などもユニークだ。施設運営に必要な機器はクラウド活用の遠隔オペレーションにも対応するイオンディライト社のオープンネットワークシステムが用いられている。

DICは、イオンディライトの協力のもとこの「イオン藤井寺ショッピングセンター」で温度・湿度・照度のセンシングに用いるやわらかい無線タイプのセンサーの実証実験を10月より開始。センサーによる人の居る場所を把握するニーズに対して、設置スペースや意匠性に加え、フロアレイアウトの変更時に適所設置などの課題が生じていた。これを解決するために素材技術を持つ同社が提供しているのが"やわらかい無線センサー"。貼って剥がせるセンサーは設置に優れ、外観にあわせた配色で意匠性を、やわらいボディで踏みつけても安心な強度をカバーするという。

同社は実証実験の結果を踏まえ2020年度内を目処に製品化する構えで、「距離センサー」や「CO2センサー」などのラインナップ拡充も検討している。オフィスの環境改善、介護施設の感染症警告、美術館の展示物保護、工事現場の熱中症警告などやわらかい無線センサーの用途の拡大を目指す。