仏リヨンの裁判所を後にするピエール・ルゲネク被告(2019年9月24日撮影)。(c)ROMAIN LAFABREGUE / AFP

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【AFP=時事】(写真追加)西洋絵画の巨匠パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)の作品271点を自宅車庫で約40年間保管していた元電気工の男が盗品所持の罪に問われていた裁判で、仏リヨン(Lyon)の裁判所は19日、ピエール・ルゲネク(Pierre Le Guennec)被告(80)と妻のダニエル(Danielle Le Guennec)被告(76)に対し、執行猶予付き禁錮2年の有罪判決を言い渡した。

 10年以上にわたる法廷闘争で、ピエール被告らは一貫してピカソの作品は贈り物としてもらったと主張していた。被告らが所持していた271点の中には、キュービズムの希少なコラージュ作品9点や、有名な「青の時代(Blue Period)」に描かれた作品も含まれていた。

 一審はピエール被告らを盗品所持で有罪とし、2015年に執行猶予付き禁錮2年の刑を言い渡した。控訴審は2016年に一審判決を維持したが、最高裁に当たる破棄院は二審判決を破棄し、審理を控訴審に差し戻していた。

 ピカソの息子のクロード・ピカソ(Claude Picasso)氏の代理人、ジャンジャック・ノイヤー(Jean-Jacques Neuer)氏は「真実の勝利だ。隠ぺいは終わりだ」と述べた。

 ノイヤー氏はピエール被告らについて、裕福な美術商に利用され、「麻薬の密輸で運び屋が担うような役割」を果たしていたとみられると指摘していた。

【翻訳編集】AFPBB News

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