香港の香港理工大学に立てこもった学生や支援するデモ隊らと警察との衝突が激化し、17日(2019年11月)に逮捕された日本人の男子大学生(21)は、きのう19日夜に釈放された。

日本政府によると、大学生は東京農業大生で、旅行で香港を訪れ、デモを見ていたところを身柄拘束された。デモ参加者は「衝突の最前線となった理工大学の付近で逮捕されたそうです」と話す。

2014年の雨傘運動のリーダーで、香港で抗議活動を続ける周庭さんは、「いま、(香港では)法律に違反していなくても逮捕される可能性があります。日本人だけでなく、他の国籍の人も逮捕されています」と話す。

当局はデモ参加者の顔写真や名前公表サイト!天安門の二の舞にしてやる

おととい18日には、500人以上がいる香港理工大学に警察が強行突入を図った。周庭さんが提供した映像では、突入する警察官が「天安門事件の二の舞にしてやるぜ」と話す声が入っていた。警察の突入に対し、学生側は火を放つなどして抵抗。地元メディアは「激戦爆発、戦場と化す」などと報じた。

警察の突入後、中にいた若者らが多数投降し、立てこもっているのは現在は100人程度という。当局は「デモ参加者の個人情報をさらすサイト」をつくり、若者らの顔写真や名前、生年月日、電話番号、SNSアカウントといった個人情報を一覧にして掲載している。

中国本土内と同じ強権と弾圧

山崎夕貴キャスター「デモに参加していない日本人が逮捕されるというのは、いかに緊張が高まっているかの現れです」

デーブ・スペクター(テレビプロデューサー)「この制圧の仕方は、もはや香港ではなく、中国本土の抑圧と情報コントロールと一緒です」

若狭勝(弁護士)「何十年か前の日本と同じ状況ですね。こういう時に警察が感情的になると泥沼化してしまいます」

司会の小倉智昭「イギリスの植民地時代の香港は、自由を謳歌していた人も多かった。香港の人たちは民主主義というものを肌で感じていますからね」