ボランチでフル出場した柴崎は、ゲームをコントロールできたとは言い難く…。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 11月19日、日本代表はベネズエラ代表との国際親善試合に臨んだものの、1-4の惨敗を喫した。

 序盤からベネズエラに押し込まれる時間が続いた日本は、8分にベネズエラのエース・ロンドンのヘディングシュートで失点。その後も劣勢が続き、30分、33分と立て続けにロンドンにゴールを決められ、0−3と突き放された。さらに38分にもショートカウンターから、ネットを揺らされ、前半で4点のビハインドを負う展開に。

 後半はメンバー変更も奏功してか日本が徐々に攻勢を強め、中島翔哉や浅野拓磨のシュートで相手ゴールを脅かす。そして69分、左サイドでボールを持った永井謙佑の中央へのパスに反応した山口蛍がダイレクトでシュート。相手ディフェンダーに当たったボールがゴールに吸い込まれた。しかし、反撃はここまでで、森保ジャパンはベネズエラとの一戦を1−4で落とした。

 試合後、キャプテンマークを巻いてフル出場した柴崎岳は「基本的に、すべての(ベネズエラの)ゴールがクロスから」と前置きしたうえで前半をこう振り返った。

「まずはクロスに対して、人にもつけていない状態でしたし、簡単に高精度のクロスを上げられる距離感を作られてしまったというのがあった。あとは奪われ方の部分ですね。奪われ方や奪われたとしてもリアクションが一歩、二歩遅く、相手に後手を踏んだ部分はあった。そこからクロスの対応につながるので、全体的な守備の距離感は(相手から)遠かったかなと思います」

 0−4と折り返したハーフタイムでは「冷静になぜこうなっているのか話し合って、建設的な話し合いをして臨むことができた」という。その甲斐もあってか後半は前半と打って変わって攻勢を強めることができたが、反撃は山口蛍の1点のみだった。
 
 そして柴崎はキャプテンとしての悔しさを露わにした。

「(修正できなかった)全責任は僕にあると思っています。他に責任があるとは思わないですし、振り返って試合を見てみないと言えない部分があるので、ここでは細かく言えないですけど、そこの責任というか……。うまくできなかったです」

 前半終了時のブーイングも「サポーターの方もこういう試合を観に来ているわけではないので、当然の反応。そこは言い訳せずに」と真摯に受け止めていた。

 A代表通算45試合を数える司令塔だが、この日は流れを変えるプレー、指示はできたとは言い難い。しかし、この経験が今後のワールドカップ予選、そして2022年のワールドカップ本番で活きてくると信じたい。

構成●サッカーダイジェスト編集部