ベネズエラ代表のラファエル・ドゥダメル監督

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[11.19 キリンチャレンジ杯 日本1-4ベネズエラ パナスタ]

 前半だけで試合を決めた。日本代表を4-1で破ったベネズエラ代表のラファエル・ドゥダメル監督は試合後、記者会見に出席。「今日のベネズエラは素晴らしいチームワークを試合の中で見せた。選手はこの試合がどれだけ重要な試合か、日本という手強い相手と戦える貴重な機会ということを理解して戦ってくれた」と選手たちを手放しで称え、来年3月に始まるW杯南米予選に向けても「このあと重要な公式戦が控えている。彼らが完璧な試合をしてくれた」と手応えを深めた様子だった。

 前半で4ゴールを奪う試合展開。日本の組織力を警戒していた指揮官は「(日本の)組織的なプレーを高い位置からのプレスでなるべく遮るような戦いを試みた。高い位置からのプレスは効果的だったと思う。日本からボールを奪い、自分たちの普段のやり方で得点を奪う。前半で4点を奪い、前半だけで試合の流れは決定的になった」と胸を張った。

 会見では「どこに日本の弱点があると分析していたか」という質問も出たが、「日本の弱点についてコメントする立場ではないと思う」と指摘。「(日本は)クオリティーの高いチーム。我々のプレーで日本代表にダメージを与えるような戦いができたと思うが、日本代表の弱点を見つけるのは難しいということは申し上げておきたい」と、あくまでリスペクトの姿勢を崩さなかった。

 4-0で折り返した後半は日本の反撃を受け、後半24分に1点を返された。「4-1になったのは日本の戦い方が良かったからであり、私たちが不必要なリスクを冒したから。もちろん最初の45分間で4-0になったことで集中力は多少落ちるし、私たちが得点を決める必要性がそれほど大きくなくなったというのはあるが、後半ももっと狡猾に試合を進めることができたのではないかと思う」と満足せずに語った。

(取材・文 西山紘平)