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電子レンジと卵…なぜこの組み合わせは危険なのでしょうか。

■卵が電子レンジで爆発するのは、内側から膨張するから



出典:photoAC

電子レンジで食品を温める際には、マイクロ波を利用しています。このマイクロ波により振動させることで、内側から温めるというのが電子レンジの仕組み。内側から温められたものは、どんどん膨張していきます。そのため熱を逃がしてあげないといけません。風船を想像すると分かりやすいかも。膨らませすぎると、パンっと割れてしまいますよね。電子レンジで卵を温めると、同じように殻の内側がどんどん膨らみ、殻が内からの圧力に耐えられず破裂してしまうのです。



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卵以外にも、栗や銀杏といった皮がある食べものを電子レンジで温めるときも注意が必要。皮つきソーセージも要注意です。サランラップや袋などで密閉しているものを温めるのも危険なので、少し隙間を開けるなど気をつけましょう。

■電子レンジで爆発せずにゆで卵を作る方法



電子レンジでゆで卵を安全に作る方法はふたつ。



・アルミホイルで包んでマイクロ波を弱める



家庭にあるものを使い簡単に電子レンジでゆで卵を作る方法が、アルミホイルを使うこと。アルミホイルがマイクロ波を遮断してくれるので、急激に卵が温まることを避けられるんです。その結果爆発せずにすむそう。実際の手順はとっても簡単。



【手順】

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1.アルミホイルで生卵をきっちりと包む2.マグカップに1の卵を入れ、卵が隠れるまで水を注ぐ3.電子レンジで加熱する<固ゆで>600Wで約11分 <半熟>600Wで約9分各家庭の電子レンジによって仕上がりは異なるので、何度か試してぴったりの時間を見つけてくださいね。4.冷水に入れ、冷めたら完成



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ちなみに水を張らずに電子レンジに入れるのは絶対にNG!水が必要な理由はふたつ。・アルミホイルがマイクロ波により発火しないため・卵を温めるためマイクロ波は、アルミホイルにより遮断されます。そのため卵を直接温めることはできないのですが、水を温めることにより鍋でゆで卵を作るのと同じ状態にすることができるんです。



・さらに手軽なのは、ゆで卵メーカーを使う方法





「アルミホイルで包む時間も手間」「アルミホイルを電子レンジで使うのは不安…」という人には、アルミホイルなしで作れるゆで卵メーカーを使うのがおすすめ。

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写真のようなゆで卵を1個だけ作るものから、5個作れるものなどさまざまな形と大きさのゆで卵器が「楽天市場」や「Amazon(アマゾン)」で販売されていますよ。



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使い方は簡単。ゆで卵器に水を注ぎ、卵を入れたら、電子レンジで温めるだけ。コンロで火を使う必要がないので、ゆで卵を作っている間他の用事ができますよ。

■おすすめのゆで卵メーカー厳選3アイテム



おすすめのゆで卵メーカーを3つご紹介します。



・にわとり姿が毎日を幸せにしてくれるゆで卵メーカー



出典:@yuuuuumecaさん

インスタでもたくさんの投稿が見られたゆで卵メーカーがこちら。楽天市場では、リアルタイムランキング1位を獲得するほどの人気グッズです。1度に4個のゆで卵を作れるので、家族の朝食用ゆで卵作りも楽々☆もちろん卵サンド作りにも大活躍しますよ。500〜1,000円程とリーズナブルなのも、人気の理由みたいです。



・ニトリで激安!ざる型のレンジで半熟たまご



家具やキッチングッズが多数そろう『ニトリ』にも、ゆで卵器がありますよ。「レンジで半熟たまご」は、ざる型の電子レンジで半熟卵が作れるアイテム。ざるに水を注いであらかじめ電子レンジで水を沸騰させます。そこに生卵を割り入れ、電子レンジで加熱すれば、半熟卵の完成です。約400円のお値段で買えるのも、さすがニトリ☆



・簡単に温泉卵が作れる100均の便利グッズ



出典:@yagigigi1234さん

こちらは『DAISO(ダイソー)』で販売されている温泉卵が作れるグッズ。なんと1分でちょうどおいしい温泉卵が作れちゃうんです。カルボナーラ―や海鮮丼などに温泉卵を盛りつけたら、とってもおしゃれ♡



出典:@yagigigi1234さん

使い方は簡単。蓋を開けて、そこに卵を割り入れます。卵に爪楊枝で5ヵ所穴を開け、卵がかぶる量の水を注げばOK。蓋をして、500Wで50秒加熱すれば、温泉卵の完成です。卵の大きさによって、できあがりの固さが異なるので、40秒くらいから様子を見ながらの加熱がおすすめですよ。



・ゆで卵の殻がツルンと剥ける100均便利グッズ



出典:@lovehome_5さん

ゆで卵を作ったとき、殻がきれいに剥けなくて困ったことありませんか。崩して卵サンドにするならいいんですが、おでんやお弁当に入れるならきれいに剥きたいですよね。その悩みを解決してくれるのが、こちらの「卵の穴あけ器」。『Seria(セリア)』で購入されたそうですよ。生卵をこの器具に置いて、上から押せば下に穴が開く仕組み。穴を開けてからゆで卵を作ると、ツルンと殻が向けるのでぜひ試してみて。

■電子レンジでゆで卵作りにチャレンジしよう



電子レンジでは爆発して危ないと思っていたゆで卵作り。アルミホイルやゆで卵メーカーを使えば安全に作れるので、ぜひ日々の料理に活用してみてくださいね。ちなみに作ったゆで卵を再度電子レンジで温めるのも危険!半分に切るなどしてから、温めるようにしましょう。