ホッフェンハイム戦の次は、再びホッフェンハイム戦・・・。9日前にホッフェンハイムに敗戦を喫し、マネージャーのフェー氏と共にケルンを退団していたアヒム・バイアーロルツァー監督が、1.FSVマインツ05との2022年までの契約にサイン。これから51才の指揮官は、再び同じホッフェンハイム戦に向けて準備を進めていくことになる。なお記法通りリヒテ、ファルケンマイヤー両ACは、そのまま残留となった。

 就任にあたり、バイアーロルツァー監督は「確かに奇妙な状況ではあるさ。1週間前にはケルンの監督で、これからはマインツの監督としての紹介を受ける。この世界では時に事態が一変するものだ。特にうまくマッチした時にはね。」と述べ、「マインツは特別なクラブ。成功の歴史がある、私が最大限にリスペクトしているクラブだ。明確なサッカー哲学がある」とコメント。「そういったクラブから、ケルンでああいった事の後で声をかけてもらったことは素晴らしいことだ」と喜びをみせた。

 マネージャーを務めるルーヴェン・シュレーダー氏は「客観的に内容を吟味していった結果、まさに典型的なマインツの指揮官が、アヒム・バイアーロルツァー氏だという結論に達した」と説明。「自然体での威厳と指導力、そして特別なチームスピリットをもってチームを発展に導くことができる監督だ」と評している。
 

 バイアーロルツァー氏もマインツとはマッチしていることを強調。「アクティブにオフェンスを仕掛け、気迫と精力性をもって」魅力的なサッカーを展開したい考えを示している。「ピッチでどういったことをすべきか、選手たちとの話し合いを行なっていきたい。」

 さらにシュレーダー氏は、バイアーロルツァー監督について「利発的で新しい事を臆する事なく取り入れることができる」との見方を示しており、「レーゲンスブルクでも素晴らしい仕事をしていたし、内面・人間的にも非常に良いものがある」とも評価。「専門知識も非常に良いものがあり、国内外の若手選手を成長させることもできる」と、ケルンでの4ヶ月の影響は特に受けていないことも明かした。

 バイアーロルツァー監督は 「いち早く取り組みを進めていかないと。火曜から最初の練習を行い、そして勝利をおさめていきたい。もっとも重要なことは選手を知ること。そしてホッフェンハイム戦での勝利に向けた11人を見出すこと。意欲的な魅力あるプレーをみせていきたい」と意気込みをみせている。