パレスチナで伝統的に生産されている「ナブルスのオリーブ石けん」。

手作業で材料も作り方もシンプルなものですが、その気の遠くなるような行程をご覧ください。

 

Traditional soap production in Palestine.

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This is the Process of Making Traditional Soap in Palestine. You Must Be Surprised - YouTube


主な材料はヴァージンオリーブオイルと水とアルカリ。


溶けた石けんを床に伸ばしていく作業。


切れ目を付け、固まったところで叩いて取り出します。


筒状に積み上げて……。


乾燥するのを待ちます。


紙に包むのも手作業。

もともとは女性が伝統的に家庭用に作っていたそうで、最初の工場は10世紀ごろに登場したとのことです。

14世紀までには重要工業に発展し、イギリスの女王も称賛したのだとか。

20世紀に起きた地震やイスラエル軍の占領のため、現在は工場は2つにまで減ってしまいました。

全行程には数か月ほど要しますが、肌の潤いを補う保湿成分が含まれるしっとりとしたやさしい石けんだそうです。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●いくつかの工程は、ずっと腰を曲げたままの姿勢なので痛めそう。

↑自分もずっと思った。彼は腰を痛める。

↑「なぁ、テーブルの上でやれば曲げなくて済むのでは?」
「ダメだ、これは伝統なんだ」

↑これは最悪な仕事だと思う。自分ならこれをやるより50ポンド(約22.7kg)の丸太を1日中投げる仕事のほうを選ぶ。

●ハンマーの作業が早送りではないと想像してみよう。

↑きっとすごいドラマーになった気分だ。

●家に帰ったら彼らはみずみずしい香りになっているように思う。

↑昔、石けんストアで働いていた。そしてそれは正しい。

●しかしすごい数の石けんだ。

●その床に水のボトルを落としてしまったことを想像してみよう。

↑そうやって人はブレークダンスを覚えたんだ。

●彼らが石けんの上を歩くときは特別な靴がありますように。

●その部屋は匂いがすごそう。


すごい香りではないかという意見が多かったのですが、ほとんど無臭の石けんだそうです。

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