日本代表の森保一監督

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 キリンチャレンジカップでベネズエラ代表と対戦する日本代表の森保一監督が18日、試合会場のパナソニックスタジアム吹田で前日の公式会見を行った。

 以下、試合前日の森保一監督会見要旨

●森保一監督

「明日のキリンチャレンジ杯ベネズエラ戦、直近の試合がA代表のほうはカタールW杯に向けてのアジア予選を戦ってきたが、吹田では親善試合ということで、非常に南米でも力のある強い相手と戦えることをいうれしく思うし、日本代表の強化となる貴重な試合ができることを楽しみにしている。また試合では勝利を目指して、足を運んできてくださるサポーターの皆さん、メディアを通して応援してくださる方々に喜んでいただけるよう全力を尽くしたい」

―先発の考え方について聞きたい。キルギス戦で出場したチームの軸となる選手との融合を考えた配置にするのか、それともまったく出ていない選手を試すのか。また初招集の選手も先発の選択肢に入るのか。

「まずは基本的にはキルギス戦を戦った選手たちを軸に明日のメンバーを考えていきたい。皆さんもご存知のとおり、一緒に行った方はわかると思うが、長距離移動でかなり疲労が蓄積された中での戦いになる。昨日のトレーニングも全員で行ったし、今日のトレーニングも全員で行うことはできるが、選手のコンディションを見て明日のメンバー選考につなげたい」

―フォーメーションについてはどう考えているか。

「3バックも4バックも考えて選考させてもらった。明日は4バックのシステムもスタートでは使いながら、最後というか試合の途中でどうしていくかを考えたい。今日のトレーニングでまた練習内容を見て変わるかもしれないが、その時はお許しください」

―短期間で3つのチームを練習し、試合をやり、トレーニングを見切れない部分もあったが、それをどう捉えているか。

「もともと頭の回転は速くないので、いっぱいいっぱいなところはあるかもしれない。今回の3つの活動について、A代表が2試合、U-22が1試合だが、3つのチームが代表ウィークで活動すると捉えている。長距離移動などがあって練習にうまく関われない部分は特にU-22のほうではあったが、頭の中は選考からいろんなことを考えて、スタッフと話し合ってきているので整理できていると思っている。われわれは今年6月のトゥーロン、キリンチャレンジ杯、コパ・アメリカでもこういう形でA代表から東京五輪に向けてのU-22の活動を同時に行う中で、チームとしてどう動かしていくか、日本代表のラージグループとしてどう強化していくかということを考えながらやっているので、シミュレーションとして経験値があるかなと思う」

―キルギス戦では立ち位置の調整が難しい中、選手が考えながら調整することもできるが、3バックを練習しておけば変更で対応できたかもしれない。それを踏まえて、3バックをトライしたいという考えがあるか。

「試合中に相手をどう上回っていくかというところで、われわれが攻撃で上回っている時、相手に少し押し込まれた時はいろんな対応ができるようにしたい。システムで言えば4バック、3バックということで試合中に変化をつけて対応できるようにすることも考えていきたいが、システムだけにとらわれず、サイドのプレーヤーが中盤に下がったり、あるいは高い位置を取ったりして対応できる。選手たちは考えてやってくれることと、ベンチから状況を踏まえて選手たちの立ち位置を指示したりということなども考えてやっていきたい。時間があればたくさんフォーメーション練習もしたいが、なかなか時間のない中でどうやって対応力を持っていくかというところはやっていきたい。キルギス戦は立ち位置で変わっていったので、うまくやりくりできるよう、試合中に対応力を持ってやっていきたい」

―4バックで臨むと言ったが、日本代表では4バックでやっている時間が長いが、4バックを選択する基準は何か。

「4バックや3バックでわれわれのやっていることが全部伝わるとは思っていないし、4バックであろうが3バックであろうが、攻撃のコンセプト、守備のコンセプト、その局面の戦い方は伝わるように今日のトレーニングが最後になるが時間を有効に使って伝えたい。チームとして戦術的な練習ができたのは昨日と今日の2回だが、ミーティングでもわれわれがどう戦っていくかはシステムを伝えるのではなく、局面でどうするかを選手たちに伝えている」。

―キルギス戦に出ていない選手たちにはどういったプレーを期待しているか。

「選手たちにはスペシャルな特長があるし、強みに思っている選手たちの集まりなので、まずは自分の良いところを思い切り発揮してもらえればと思う。もちろんそこはチームのコンセプトの中で自分の持ち味を発揮してほしい」

―FIFAランキングの近いベネズエラの監督も兼任監督だが、相手監督への思うところはあるか。

「ベネズエラの監督はA代表と五輪に向けての監督を兼任されているのは以前から情報として持っていた。ベネズエラの戦い方を見ても、監督が持っている戦い方、やろうとしている戦い方を選手たちに細かく伝えているという印象を持っている。それぞれ個の強さ、うまさがある選手たちだが、そこに規律を持ってチームとしてスキのない戦い方ができるチームだと思う。FIFAランキングでは近いところがあるが、南米の中でも力を発揮している強豪だと思うので、われわれがよりレベルアップできるように、強くなれるようにベネズエラに対する戦いに臨みたいと思っている」

(取材・文 竹内達也)