Image: Alex Cranz (Gizmodo US)

日本でのサービス開始、待ってます。

ディズニーによる動画配信サービス「Disney +」が発表されてから1年以上が経ちました。Disney +に加入すると、ディズニー+ピクサー+マーベル+『スター・ウォーズ』+ナショナル・ジオグラフィックの作品を楽しむことができます。先日、米Gizmodoはサービス開始直前のDisney +に触れる機会がありました。

実際に米Gizmodoスタッフが数時間Disney+を試してみたところ、Disney +アプリとストリーミングのクオリティーは驚くほど良かったとのこと。普段デモで試すストリーミングサービスは上手くいかない傾向にありますが、ディズニーが初めてプレス向けに披露する機会だったので失敗するわけにもいかなかったんでしょう。もちろん、個々のデバイスやインターネット環境によって違いは出てくると思いますが。

ディズニーは直前までDisney +の詳細について公開を控えていましたが、実際にサービスを試してみた結果、ようやく全貌が見えてきた感じがします。Disney +は『シンプソンズ』アスペクト比問題やサービス開始初日に1000万人の加入者を達成するなどかなりの注目を浴びていますが、ディズニーよる動画配信サービスとはどんなものなのか。早速、覗いてみましょう。

いつからDisney +は利用できるの?

もう使えます!(日本はまだ。サービス開始時はアメリカ・カナダ・オランダのみ。)

2019年11月19日からオーストラリア・ニュージーランド・プエルトリコでサービス開始。さらに、2020年3月31日からイギリス・フランス・スペイン・イタリア・ドイツ・アイルランドでのサービス開始が予定されています。日本でのサービス開始時期は現時点で未定ですが、アジア展開に合わせた2021年という話も?そんなに待てない...。

Disney +を見る方法は?

Disney +はほぼすべてのプラットフォームで視聴が可能です。対応OSは、iOS、 iPad OS、tvOS・Android OSです。Amazonユーザーの場合はFire TVを使って見ることができます。ストリーミング端末のRokuも対応していて、Xbox OneやPlayStation 4ユーザーはアプリをダウンロードすることにより視聴が可能です。さらに、LG webOSやSamsungのTizenを搭載しているスマートTVでも見ることができます。パソコンで視聴したい方も大丈夫。ちゃんとWebから見ることができますよ。

Image: Alex Cranz (Gizmodo US)

気になる料金プランは?

Disney +は月額7ドル(約760円)です。1年契約の場合は70ドル(約7,600円)

と少しお得になります。注目すべき点ですが、Disney +の料金プランは1つだけではありません。月額13ドル(約1,400円)を支払うと、Disney +に加えてESPN +とHuluが利用できるとのことです。ですが、Huluの視聴には広告が表示されるので広告を非表示にしたい方やテレビのライブ中継を楽しみたい方はさらにオプション料金を払う必要があります。もう少し待てばお得なプランが登場するのでは?と考えている方、ディズニーによると現在そのような計画はないとのことです。

どれくらいのコンテンツが楽しめる? ダウンロードは可能?

動画配信サービスにおいて、Disney+は驚くほど太っ腹と言えます。特徴として、ストリーミングに関しては最大4台まで同時に視聴が可能とのこと。つまり、同じアカウントでニューヨークとカリフォルニアから同時にストリーミングが楽しめるってこと。デバイスにダウンロードできる作品も無制限で1度に最大10台まで保存が可能です。長時間のドライブでも個々のデバイスで好きな作品が楽しめるなんて最高ですね。

画質はどうなの?

Disney+は4K・ドルビーアトモス・ドルビービジョン、HDR10に対応しています。もちろん個々の使用するデバイスによって画質は異なりますのでご注意を。高画質でコンテンツを楽しむ環境として、高速インターネット回線は必須です。(ディズニーは4Kを見るための高速インターネットプロバイダの基準値を明かしていませんが、おそらく20Mbpsまたはそれ以上の速さに対応していれば問題はなさそう。)

あと重要なのは、デバイスが4K、ドルビーアトモス、ドルビービジョンに対応している必要があります。もしも対応していないデバイスでコンテンツが再生されると、自動的にHDR10またはデバイスに最適な画質で再生されるとのことです。

4Kに対応しているタイトルは?

サービス開始に先立ち、Disney +は『スター・ウォーズ』シリーズが4K HDRに対応することを発表していました。筆者は、ちょこっとだけ4K HDR版の「新たなる希望」を見ましたが、とっっっても感動したとのこと。4K HDRだと、ダース・ベイダーのツヤツヤ黒ヘルメットの細かい部分まで確認できるみたいです。

Image: Alex Cranz (Gizmodo US)

『スター・ウォーズ』以外の作品では、マーベル作品と複数のディズニーアニメーションが4Kに対応しています。ディズニーは4K対応の作品リストを公開していませんが、アプリで確認したところほとんどのアニメーションが4Kに対応していたとのこと。『眠れる森の美女』や知名度が低めの『コルドロン』、日本でも大ヒットとなった『モアナと伝説の海』などが対応していました。

4K対応作品の見つけ方は?

もしもデバイスが4Kに対応している場合、メインメニューで4K対応作品のリストを見ることができます。4Kに対応していない作品でもその作品の最高画質でコンテンツを楽しむことができます。

Disney +オリジナル作品はいつから見られる?

Disney+オリジナル作品の配信時期はバラバラです。ですが、『Noelle』『High School Musical: The Musical The Series』「実写版『わんわん物語』」。そして、スター・ウォーズ初のストリーミング向けオリジナル作品『マンダロリアン』はサービス開始と同時に見ることができます。さらに、心待ちにしているファンも多いはずのDisney +向けマーベルオリジナル作品『The Falcon and the Winter Soldier』『WandaVision 』『Loki』『What If?』などの作品は、2020年以降に配信予定です。

配信作品に満足できそう?

懐かしい作品も楽しめます。『怪奇ゾーン グラビティ フォールズ』や『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』など。あと、『マンダロリアン』のようなDisney+オリジナルシリーズは毎週金曜日に新エピソードが配信されます。

『シンプソンズ』を見るのにDisney +は十分?

イエス! 全30シーズン分の『シンプソンズ』が楽しめます。ですが残念なことに、デモで体験した際には満足できなかったとのこと。なぜならアスペクト比が原因です。当時、初期の『シンプソンズ』は4:3のアスペクト比率で製作されていました。なので左右に黒帯を入れればいいものを、Disney +では16:9のアスペクト比に対応するべく画面を引き伸ばしたのです。その結果、上下の映像が切れてしまっています。

追記:ディズニーはこの問題を対処することを約束済みです。

Image: Alex Cranz (Gizmodo US)

あと、古いエピソードは4Kに対応していませんでした。新しめのエピソードに関しては、まだだいぶマシです。ですが皆さんご存じの通り、『シンプソンズ』の名作は初期のエピソードなのです…。

自動再生される予告編。あれ、どうにかならない?

サービスによっては作品一覧でコンテンツを選ぶときに自動で再生される予告編。ディズニーはユーザーに出来る限りメニュー画面に長くいてもらいたくないので、予告編を見たい時には自分で見たいものを選択できるようになっています。心配ありません。

いちいち検索するのが大変なので映画の配信リストあります?

配信映像作品のリストはありませんが、Disney +の公式Twitterが、ローンチ同時に公開される全作品リストをまとめたこちらのページがあります。参考までにどうぞ。

スパイダーマンが見たいんだ! 見せてくれ!

ディズニーがプロデュースするアニメーション版『スパイダーマン』が見たい人にとってはラッキーですが、『スパイダーマン:ホームカミング』『スパイダーマン:ファーフロム・ホーム』に関してはソニーが映画の配給権を持っているためDisney +では配信されていません。

デッドプールはどこ行った?

映画『デッドプール』シリーズはR-15指定作品です。彼も今ではディズニーの"仲間入り"ですが、彼の作品をDisney +で見られるようになることは期待できません。Disney +は子供にもフレンドリーな動画配信サービスですから。

バイオレンス作品は見れない?

Disney +は家族向けであり、オタク向けでもある動画配信サービスです。ディズニー+ピクサー+マーベル+『スター・ウォーズ』+ナショナル・ジオグラフィックの映像作品を思う存分楽しむことができるのです。Disney +はあくまでも、子供にもフレンドリーな動画配信サービスなので、バイオレンスやセクシャル描写、つまり年齢制限が設けられそうな映画を観れるかも?と期待してはいけません。

でも『マンダロリアン』 の第1話では誰かが体を真っ二つにされていた気がするけど...。

待った。ってことはR指定作品はナシ?

ディズニーはHuluを買収しています。なのでHuluを通してFoxサーチライト・ピクチャーズの作品も含めR指定作品が見れることを期待していいかもしれません。

もう一度言いますが、Disney +は全年齢を対象とした動画配信サービスです。Huluはどちらかというと、通常のTV番組のような体裁で、対象年齢も高めです。

まとめ:結局Disney +には加入すべき?

加入すべきかどうか悩む点はたくさんあると思います。もしも子供がいるなら、加入するのはアリだと思います。月額7ドル(760円)で、最大4台まで同時にストリーミングサービスを利用できるわけですから。

もしも、Disney +オリジナル作品だけに興味があるならば、少し加入を待ってみても良いかもしれません。オリジナル作品は毎週金曜日にならないと配信されませんので。

なのでコンテンツがたくさん揃ってから思う存分楽しみたい、またはお金を少しでも無駄にしたくない人は、オリジナル作品全てのエピソードの配信が終了してから契約しても良いと思いますよ。