14日のワールドカップ2次予選・キルギス戦、17日のU-22日本代表とU-22コロンビア代表戦で、2つの成果がありました。

キルギス戦では長友佑都のサイドがしつこく狙われました。ですが、これは長友が悪かったということではありません。キルギスは質の高いロングパスと、日本選手との身長のミスマッチを考えたときに長友を狙ってきたのです。

ここで明らかになったのは、決して長友の衰えではなく、長友の代わりに出場できる選手がまだ育っていないということです。2010年、2014年、2018年と長友はワールドカップ3大会に出場してきましたが、そのぶん、次の選手が経験を積んでいません。

これは他の選手にも当てはまることです。前線こそ若い選手が台頭してきていますが、守備ラインは冨安健洋が出てきたものの、現在のレギュラーを脅かす存在がいないのです。

キルギス戦の苦戦の理由を1人に押し付けるのではなく、根本的な原因を考えることが重要です。若いDFには早く成長してほしいと思いますし、そうならなければ今後も苦戦すると明らかになりました。そういう問題が白日の下にさらされたのがよかったことでしょう。

0-2と敗れたU-22コロンビア戦にも成果がありました。それは、インターナショナルマッチデーに試合を組んだことでU-22日本代表だけでなく、相手チームもいい選手を揃えるのができたのです。まずはそういうマッチメイクが出来たことがよかったと思います。

コロンビアのような強いチームと戦うことこそ、今、必要です。勝つのは本大会に入ってからで十分。今は手応えのあるチームと次々に戦い、自分たちの強化すべきポイントはどこなのか整理することが必要でしょう。

このU-22コロンビア戦で、日本は軽々しく「メダルを獲る」とは口に出来なくなりました。また、まだまだチームになるためにはメンバー選考まで含めてやることがたくさんあるとわかりました。それが苦い薬ではありましたが、大きな成果になったと思います。