ラグビーワールドカップ日本代表の流大選手=2019年11月11日午後1時15分、福岡県庁

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 熊本県荒尾市は15日、同市の荒尾高校(現岱志高校)出身でラグビーワールドカップ(W杯)で日本代表として活躍した流大(ながれゆたか)選手から、同市が打診していた「荒尾市民栄誉賞」を辞退する連絡があったと発表した。

 同市は、日本代表がW杯で史上初の決勝トーナメント進出を決めた後の10月16日、流選手に荒尾市民栄誉賞を贈ると発表。W杯閉幕後の今月7日、流選手が岱志高校を訪れた際に、浅田敏彦市長が打診していた。

 流選手は15日、市側に辞退の意向を伝え、市に寄せた文面で「日本代表としての活躍を喜んでいただいたのであればそれは嬉(うれ)しいこと」としたうえで、「通っていた高校が荒尾市にあったという事実のみが故に、今回のような市民栄誉賞を受け取るのはふさわしくないというのが正直な気持ちです」などと伝えた。

 流選手は福岡県久留米市出身。荒尾高校進学後も自宅から通っていたという。市に寄せた文面には、今後もラグビーの普及や、母校へのサポートに協力してゆく意向をつづっている。

 浅田市長は「夢や希望、感動をあたえていただけるようなご活躍を期待して、これからも応援し続けたい」とコメントを出した。(渡辺七海)