日本代表DF畠中槙之輔(横浜FM)

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 今年3月のA代表初選出から5回連続での招集。そろそろ“代表定着”といっても過言ではない立場にあるDF畠中槙之輔(横浜FM)だが、達成感は微塵もなさそうだ。カタールW杯アジア2次予選4試合を終えた時点で出場はゼロ。「やれることをやって這い上がる」とチャレンジャーの気持ちで日々を過ごしている。

 ここまでA代表通算3試合出場。3月26日のキリンチャレンジ杯・ボリビア戦(○1-0)で代表デビューを飾り、6月の2試合では3バック布陣を試したチームの左ストッパーを担った。それでもW杯予選ではDF吉田麻也が君臨し、相方もDF冨安健洋がファーストチョイス。冨安が負傷離脱した後はDF植田直通が穴を埋めているという状態だ。

「ここ2回は呼ばれても出られない状況が続いている」。自身の現状をそう切り出した畠中は「チーム(横浜FM)の練習とはまた違った圧がある。サッカーに対する感覚が刺激される」と代表チームの日々をポジティブに捉えつつ、出られない悔しさは「いつ試合に出てもいいように準備はしている。試合に出たらいいプレーをしたい」と力に変える。

 実際に畠中が出場できていない中、チームは多くの窮地がありながらも4試合無失点。「ピンチになってもゴール前で身体を張っていて、結局は権田さん、麻也くんを中心に結局はゴール前で防いでいるシーンがたくさんある」。そうした先人たちの姿に感銘を受け、自身もそうした堅守を担っていくつもりだ。

 かねてより海外挑戦に意欲を燃やす24歳。それでもJリーグ優勝争いを続ける横浜FMで主力を担い、「チームに持ち帰ってチームのレベルアップにつなげたい」とクラブを背負う自覚も語る。19日のベネズエラ戦には吉田が帯同しないため出場が有力。「焦るような立場じゃないし、まだ自分は下なので」との挑戦心を胸に「継続して無失点で勝てれば」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)