イリエワニ。豪北部特別地域ダーウィンのアデレード川で(2008年9月2日撮影)。(c)GREG WOOD / AFP

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【AFP=時事】オーストラリアで15日、イリエワニに襲われながらワニの両目に指を突っ込み、危機一髪で難を逃れた男性が入院先で会見を開いた。

 野生生物レンジャーのクレイグ・ディックマン(Craig Dickmann)さん(54)は、クイーンズランド(Queensland)州ケアンズ(Cairns)にある病院のベッドで会見。今月10日、「ワニの国」として知られる豪北部の人里離れた地域に急に思い立って釣りに出掛け、浜辺を後にしようとしたところ、全長2.8メートルのイリエワニが背後から近づいて来たと語った。

「帰ろうとして振り返ったときに最初に目にしたのは、私を目がけて襲って来たワニの頭だった」とディックマンさん。太ももをくわえ込まれ、「あの音は一生忘れられないと思う。バクっとかみつくあの音」と話した。

 ディックマンさんは、辺ぴな場所にある浜辺で水中に引きずり込もうとするイリエワニと格闘し、「すきのない」のワニの体で唯一発見した「軟らかい場所」である目に親指を突き刺したという。「両目がかなり引っ込み、骨の感触があったので、できるだけ奥まで指を突っ込んでから離した」

 この過酷な体験で手足の皮膚が引き裂かれたが、ディックマンさんは自宅まで45分以上かけて車を運転して戻り、救急車を呼んだ。その後、車内でさらに1時間待った後、航空医療サービス「ロイヤル・フライングドクター・サービス(Royal Flying Doctor Service)」によって、現在治療を受けているケアンズ病院(Cairns Hospital)に搬送された。

 ディックマンさんによれば、「格別にずる賢くて手強い」ワニだったという。

 ディックマンさんを襲ったイリエワニは今週、クイーンズランド州の環境当局によって安楽死させられた。

【翻訳編集】AFPBB News

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