U-22日本代表MF三好康児(アントワープ)

写真拡大

 今夏、ベルギーに新天地を求めた。海を渡って約3か月が経ち、海外での生活にも慣れてきた。10日に行われたクラブ・ブルージュ戦で移籍後リーグ戦初先発を果たしたMF三好康児(アントワープ)は、新たな刺激を受けながら自身を成長させている。

 12日にU-22日本代表に合流し、13日に初練習をこなした。「今はだいぶ慣れてきたけど、最初は疲れというよりも時差があった」とコンディションは決して万全ではなく、14日に行われた広島との練習試合(35分×2本。●0-1)では19分間の出場にとどまった。2本目の17分には相手GKの位置を見極め、センターサークル内から放ったシュートがゴールを襲うが、クロスバーに阻まれて得点とはならず。「相手の位置は見えていたので、あそこを決め切る力が必要」と悔しさを滲ませていた。

 6月のコパ・アメリカでA代表に初招集されると、グループリーグ第2節ウルグアイ戦(△2-2)で2得点を叩き込み、世界中に衝撃を与えた。「結果、それが海外移籍につながった可能性もある」と振り返ったように、8月にはベルギーのアントワープへの期限付き移籍が発表された。9月15日、第7節アンデルレヒト戦の後半37分に投入されてデビューを飾ると、同42分には移籍後初ゴールを記録。11月10日の第15節クラブ・ブルージュ戦でリーグ戦初先発を飾るなど、リーグ戦7試合1得点を記録している。

 出場時間は決して多くはなく、思うように出場機会をつかめていない現況。だが、「自分が成長する上で毎日が大事」と視線は前だけを見据えている。そして、より多くの時間でピッチに立つためには「結果を出し続けることが大事」と感じているようだ。

「僕は無名。海外、特にベルギーで自分のことを知っている選手や監督は、なかなかいない。そこで認めさせていくには、やっぱりプレーのところしかない。もちろん、仲間のとのコミュニケーションも大事だけど、プレーをしていく上では結果の部分が大事。それは練習からもそうだし、チャンスが作れない選手にはボールが出てこないし、決め切れる選手でないと監督に使われない。そこの厳しさは常に感じながらやれている」

 だからこそ、練習試合とはいえ、自身が無得点に終わり、0-1の完封負けを喫した広島戦の結果を厳しく受け止めている。「短い時間でもチャンスはあった。確実にゴールに結び付けることができれば負けることはなかった。日本代表としてやる上で、結果にこだわらないといけない」と唇を噛む。しかし、すぐさま試合はやってくる。17日に行われるキリンチャレンジカップ・U-22コロンビア代表戦に向けて「しっかり準備したい」とコンディションを上げ、自身が求める結果を手にしたい。

(取材・文 折戸岳彦)