南野はキルギス戦でPKを獲得し、自ら蹴って決めた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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[カタール・ワールドカップ・アジア2次予選]日本 2-0 キルギス/11月14日/ドレン・オムルザコフ・スタジアム

 苦しむ日本を救ったのは南野拓実だった。

 敵地で劣悪なピッチに苦しめられた日本は、序盤に押し込まれる時間が続いた。31分には相手に決定機を与えたものの、これはGK権田修一の好セーブで凌ぐ。すると41分、ペナルティエリア内で相手GKに倒された南野がPKを獲得。これを自ら蹴り込んで、流れを一気に日本に引き寄せた。

 試合後、PK獲得シーンについて、南野が振り返った。

「(伊東)純也くんと相手がたぶん最初ボールを追いかけて、そこでこぼれてきたところに反応してたんですけど、ああいう部分は狙ってた部分でもある。まあ、そういうゴール前での“したたかさ”っていうのは世界と対戦した時にいつも日本が感じること。そういう部分は出せてよかったかなと思います」

 抜け目なくこぼれ球に反応し、なおかつ相手GKのファウルを誘う――。たしかに41分のPK獲得シーンは、世界トップクラスのゲームでよく見る「したたかさ」が詰まった好プレーだった。ゲームの流れを考えても、「今日の試合展開的に重要なゴールになると思ったし、決めれることができて良かった」と自らPKも決めた南野は安堵した。
 キルギス戦のゴールで南野は、アジア2次予選は4試合連続、国際Aマッチは5試合連続弾。ただ、「チームの勝利に貢献できていることはすごく自分としては良かったかなと思いますけど、個人のプレーの部分ではもっと改善していける部分もある」として、ストライカーとしてのレベルアップにこう意気込んでいる。

「個人的にはゴールパターンを増やすとか、ゴール前でどうやってゴールに持って行くかとか。そういう部分で選手として、レベルアップもしていければいいかなと思います。ゴールパターンは多い方がいい。それだけになるのは別にいいことではないかなと思いますけど、でもそういうのも意識しつつ、自分のプレーの幅を広げていければいいと思います」

 ゴール量産中で絶好調の南野。その言葉通り、さらなるレベルアップに期待したい。

構成●サッカーダイジェストweb編集部