マイル王奪還へ、英気を養うペルシアンナイト

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 「マイルCS・G1」(17日、京都)

 2年前の覇者で、昨年は2着惜敗のペルシアンナイト。池江師も「一番合っている条件ですね」と言い切る一戦。今年は5戦して未勝利。しかも4着2回が最高と、G1馬としては物足りない成績だ。とはいえ、強敵相手の札幌記念5着、毎日王冠4着と、使われながら確実に調子を上げているのは事実。あとは愛国の若きエース・マーフィーの手綱で、再びマイル王へ押し上げるか注目だ−。

 追い切り翌日の14日朝、ペルシアンナイトは引き運動で体をほぐした。池江師は「本当に順調に来ています。追い切りでは、ジョッキーも好感触をつかんでくれましたからね」と笑みをこぼす。

 初めてコンビを組むマーフィーも、今週の調教でまたがったのがファーストコンタクトだったが、相当な好感触をつかんだようだ。「すごく乗りやすかった。フレッシュだし、非常にいい状態だね」とトーンを高めた。

 今年は英国リーディングを獲得。ディアドラとのコンビでナッソーS・英G1を勝つなど、日本のファンにも名を知られた存在になった。「今年は確かに、いい一年になりました。ただ、もうイギリスの競馬は終わっているし、今のことしか考えていません」とキッパリ言い切る。

 来日は今年1月以来2度目。前回はコパノキッキングで根岸Sを制した。「前回(日本に)来た時に比べて、今回はすごい外国人ジョッキーばかり。高い勝率を挙げるのは難しいかもしれませんが、自分のベストの騎乗をするだけです」。おごる気持ちは全くない。謙虚に日本の競馬と向き合っている。

 もちろん、ペルシアンナイトのことは研究済みだ。「ゲートが速い方ではない印象ですが、いいスピードがある。去年が2着で、2年前に勝っていますからね。楽しみにしています」と期待する。自身にとって待望のJRA・G1制覇へ、愛国の若きエースが静かに燃えている。