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Microsoftは現地時間12日、同社における従業員の多様性やインクルージョンなどの動向を示すレポート「Diversity and Inclusion Report」を公開した。

現在、全世界190カ国に約15万人の従業員を持つ同社は、2014年から従業員のダイバシティーに関わるデータを、世界規模でビジネスに関わる企業の責任の一環として公開している。Fortune 500に名を連ねる企業でさえも人種や性別などマネジメントレベルに応じた詳細なデータを公開する企業は3%程度(Fortune MPW Next Gen 2017)と指摘されるセンシティブなもので、売上げや利益が優先されがちなビジネスの世界においてその実践は簡単なものではない。世界各地にそしてOSやクラウドなど、広くユーザーや顧客を持つ企業のひとつである同社は、新たに"The Inclusion Index"や"Equal pay data"などの指標を新たに追加したことを公式ブログで述べている。

組織内の多様なスキルや経験、バックグラウンドを持つ人々が構築するダイバシティーだが、組織における従業員のエンゲージメントが定着しなければその効果も薄い。多様性を包括した風土醸成を指す"The Inclusion Index"の指標化は難しかったというが

・個性とスタイルを維持しながら、自身のグループで成功することができるか

・自由に考えや意見を出せる環境であるか

・マネージャーは、従業員の違いや視点を評価し活用することで、包括的な環境と多様な労働力を育てているか

などいくつかの設問から回答を募り、これを指標化している。肯定的な感情を報告した従業員の割合は88.0%と高い数値を達成している。公式ブログで公開を伝えるLindsay-Rae McIntyreさんは、MicrosoftのChief Diversity Officerであり、今回公開されたレポートのIntroductionにも筆を走らせている。プロダクツやサービスのスケールがグローバルに拡大する同社は、従業員の多様性が増すだけでは無く、顧客やユーザーの多様性も増える。ここに耳を傾け、意見を集約して、より良い結果を導くというプロセスは、ただ社会的に良いことであるという範疇を超えており、ビジネスにとっても有益である旨を述べている。