超能力者・魔女・占い師が2020年の世相を大予言――惑星のコンジャクションによって“王”が失脚!? 東京五輪では菅原道真公の祟りに要注意!?【『ムー』創刊40周年記念特番】

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 UFO、超能力、未確認動物、超古代文明など、あらゆる世界の謎と不思議に挑戦するスーパーミステリー・マガジン『ムー』。1979年10月に創刊され、2019年10月に40周年を迎えました。

 ニコニコ生放送では、これを記念した特番「ムー創刊40周年記念特番 〜 サイキック&占い師&ムー民集結!三上編集長と40周年の記念日を迎えるカウントダウン&重大発表SP生放送」が放送されました。

 劇団ディアステージ所属の女優 雛形羽衣氏、『ムー』編集長の三上丈晴氏、超能力者の秋山眞人氏、占い師の大石眞行氏、魔女のヘイズ中村氏がスタジオに登場し、超能力者や占い師たちが2020年の「世界」「日本」「ムー」の3つについて占いました。
 また西洋版“こっくりさん”ことウィジャボードをスタジオで体験。2020年『ムー』発展のキーワードをウィジャボードで占いました。

左から雛形羽衣氏三上丈晴氏秋山眞人氏大石眞行氏ヘイズ中村氏

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■目次

・2020年の「世界」について

・2020年の「日本」について

・2020年の『ムー』について

・西洋版こっくりさん「ウィジャボード」で『ムー』発展のキーワードを占う

2020年は精神世界がブームに⁉ 「全く新しいタイプのオカルトが流行るのでは」

雛形:
 2020年大予言、最初のテーマは「2020年の世界について」です。では最初に秋山さんからお願いいたします。

秋山:
 2020年、非常に僕は特殊な年になると思っているんですよ。今までの流れがすごく変わる気がしているんですね。ひとつのテーマは、何かこれまで小さいものとかニッチなものとして扱われたものが、情報拡散の力を持って大きくなっていく。

 大きなものが逆に壊れて、小さなものが大きくなる。何かそういうことがはっきり起きてくる年じゃないかなというふうに思っているんです。これは世界的な流れで様々な新しいメディアが動いて、さらにそれが再統合されて大きな資本になると。そういう流れで、小さな声が大きく広がっていく。だから日本みたいな小さな国も非常に大きなオピニオンの力を持ってくるんじゃないかと思います。

 しかしそういう時代だからこそ、人間が持っている裏面性というか、裏側の邪悪なものが表に出て行ったり、激しさが表に現れたり。テロとか抑圧されてきたオカルトの力が爆発するような、いろいろな災害とかもあり得るような気がします。

 来年はいろいろな意味で驚かされる年になるように思います。僕は肩を持つわけじゃないけれども、『ムー』にとって、こういうある意味ニッチなメディアは非常に発展するといいますか。


 躍進する年になるんじゃないかなというふうに思っているんです。特にそろそろ精神世界がブームになる周期にぶつかっているんです。だいたい22年から24年ぐらいの周期で精神世界というのは注目される。だからスプーン曲げのときに僕たちも注目されたんですけれど、当時は僕13歳で、いいお世話になりましたけれどね。

 ちょうど2周期目ぐらいなので、今回は全く新しいタイプのオカルトが流行るのではないかなというふうにも思っておるところであります。あとやはりちょっと悪い面から言うと、火の災害。要するに噴火とかミサイルとか、まったく新しいタイプの火事だとか、そういったものが着目されるかなというふうにも思っております。

 ですから個人のレベルでの火の用心からはじめていただいて、防災に対する意識も少し持つべき年なのではないかなということも感じておるところでございます。

雛形:
 ありがとうございました。

三上:
 いいねぇ。精神世界の周期? きたきた! という感じ? しかも2020年はオリンピックでしょう? オリンピックに精神世界がきた。オリンピックではなくてオリ“ムー”ピックですね。くるな(笑)。

雛形:
 きますね。秋山先生、ありがとうございました。

世界情勢は北半球から南半球へ? 「今までになかったような新しいものがたくさん出てくる」

雛形:
 続いて大石先生に2020年の世界について。

三上:
 易ですよ。

大石:
 道具がいろいろとありまして……。

三上:
 かっこいいな。欲しいなあ(笑)。

雛形:
 すごい!

大石:
 今、この場でぶっつけでやらせていただきます。とりあえず2020年の世界いうことで……。

 水雷屯という屯田兵の「屯」という漢字なんですけれども、植物が下から山みたいな感じで発芽していこうと思ったならば、その出たばっかりの若い芽がブツッとここから切られているよという形で、出鼻をくじかれるという形の気なんですね。

 そうすると考え方として、新しいものがいっぱい出てくると。出てくるんだけれども、これから発展性のあるやつがまず一度大きな試練にあうという年になるわけなんです。ですから確かに今までになかったような新しいものがたくさん出てくると思いますけれども、順調に温かく見守って育っていくということではなくて、はじめの試練というものがものすごくたくさんありそうだなとまず考えられるんですね。

 世界情勢ですから、たとえば小さな国がどこかの支配から独立をいたしました、でもまだまだその力不足でもあるしというようなことで、非常に大きな試練にあうと。それは政治とか国とか経済もありますけれども、文化にしても今までにない新しい文化みたいなものが出てくると。

 最初は非常に叩かれるであろうというような運勢というふうに考えることができるわけなんですね。ただそれがかなり短い間に収束していくということになって、それで潰されてしまうのではなくて、抑圧を受けたあとに一気にそれを折り返すという形で大きなひとつの力となってこれからの潮流を作っていくという形になっていくと。

 だから潰されっぱなしではないよと。最初に厳しい弾圧を受けるけれど、跳ね返してもっとでかいものができてくるぞという形になっていくと。そういう運勢なんですよね。だいたい収まるところにものが収まるという形の運気になっていますので、ことさらに奇をてらったようなものというよりは、最初に出たときはそうかもしれないけど、意外にこなれてきたら、これって前にもよく見た光景だよねという感じになりやすいと。

 世界ですから非常に大きいので、どこでということも本来言わなければいけないような問題だと思いますけれども、主に今回は南半球側のほうにポイントが移ってくるのではないかなというふうに感じます。だいたい今、世界的には北半球なんですけれども、わりとオーストラリアであるとか南アメリカであるとか、南半球サイドにちょっと視点が移っていくのではないかなというふうに考えられますね。

三上:
 これ、ひょっとしたら5Gのことじゃない? これからの通信。Huaweiとか叩かれているけれど、通信の次の段階でしょう? 5Gでしょう? 今、叩かれてるじゃん。叩かれているけれど、でも絶対5Gの時代が来るんだから。3秒で映画一本をダウンロードという時代だよ。中国のアメリカの対立、その漁夫の利じゃないけれども。オーストラリアか……。

大石:
 これからはちょっと南側に目を向けていただいて。

雛形:
 南に注目していきましょう。

三上:
 ニュージーランドに旅行しようかな(笑)。

雛形:
 2020年の世界の予言でした。大石先生ありがとうございました。

貧富差はより加速、環境問題の悪化、中東諸国の勢いが急速にダウンか

雛形:
 続きましてヘイズ中村先生、2020年の世界の予言をお願いします。

三上:
 “魔女”ですからね。ウイッチですよ。怖いよ。なかなか世の中に魔女はいないよ。

雛形:
 本当にはじめてお会いしました。

三上:
 よく美魔女とか言うけれど、その世界じゃないからね。ガチだから。

ヘイズ中村:
 それを言われると、とてもやりにくいです(笑)。来年の世界ということで、タロットで占います。

三上:
 そのタロットは⁉

ヘイズ中村:
 トート・タロット【※】でございます。オリジナル版の大きさですね。かなり大きいです。

※トート・タロット
イギリスで誕生したタロット。主な特徴として、やや大判のサイズと複雑にして象徴的な絵柄が挙げられる。

 世界は特に滅亡しないと思いますけれども、実際にはいろいろな国がより貧困化とか食料問題とかで困窮していくのが見えておりまして、そこから暴力沙汰というよりは内乱ですね。そうしたものが今よりさらに多くなっていくと思います。

 当たり前のことですが、富の一極集中が付随して起こってきまして、持てる者はさらにも富んで、そして貧しい者はさらに貧しく、今までに出ていた状態よりさらに加速していくようです。この中で明るいニュースはどちらかというと、民族的なもの。たとえば今まで弾圧されてきた民族的な宗教であるとか、祭祀であるとか、あるいは慣習であるとか。

 そうしたものが重要視されるようになって、あるいは弾圧が少しとけるようになって、そうしたところで貧しいながらも少しずつ息が上がっていく。あるいはその団結力が増していくというところで、来年はだめだけれども未来に向けてまた何かそれで頑張っていこうという気概が出てくるような気がします。

 もちろん民族的な影響が上がるということは、逆に民族的な衝突も増えてきますので、いろいろな小競り合い、あるいは大国による弾圧というのも繰り返されるとは思いますが、シーソーのように弾圧されてはまた盛り上がる、弾圧されてはまた盛り上がる。来年からはだんだん盛り上がっていくほうに向きそうだなという気がいたします。

 そしていま世界を揺るがしている環境問題。これは個人レベルでの声かけとか盛り上がりは非常に大きいのですが、企業レベルでは逆に悪化していくような感じですね。ここまで環境が壊れちゃったんだからしょうがないんじゃないかというような形で、儲け逃げ、あるいはこのままやり逃げといったような感じが増えまして、二酸化炭素問題とかそういったものが悪化することがあってもうまくいかないなと、そんな感じがいたします。

 あと通信産業は非常に良い感じが出ておりまして、これが自然に与える影響とかはまたさっき言った、もうこれ以上どうしようもないから頑張って文化を発展させてしまおうということに繋がるんでしょうけれども、ネット関係あるいは今のネット通信とは全然違う理論のものがより発明されてくる、あるいはそれが普及してくるという感じのカードが出ております。

 そのように通信環境が非常に変わっていくこと、あるいは飛躍的に伸びていくことで家族という形がさらに変わっていくようなカードも出ております。今まではとりあえず一ヶ所、あるいは近いところに住んでいるのが家族という概念だったと思いますが、特に先進国では地球の裏側に住んでいても家族。あるいはそれこそ月に住んでいても家族。そんなような感じの考え方というのがだんだん徹底してくるんじゃないかなという感じがしますね。

 その中で気を付けなければいけないのは、文明が強烈に発展していくと、どうしても機械的なものとウエットなオーガニックなものが一旦分裂することがある。だから秋山先生がおっしゃったようにオカルティックな面というのは非常に強調されるのですが、私の見たところでは良い意味で強調されるのではなくて、半文明とかあるいは、いまさんざん嫌な話題で出ている反ワクチンとか、そういった形でオカルティックなものが表面的には出てきそうです。

 真面目にオカルトをやってる人たちは、それに対抗して自分のやっていることを盛り上げようとするのですが、来年のうちには芽が出ないですね。ただこの流れは非常に大きな潮流にも見えますので、来年度、再来年度、あるいはまたそのむこう側ということになっていくと、オカルティックなところと文明の繁栄っていうのは縄のように上手に絡み合って良い方向にいくのではないかなという希望的なところもちょっとは出ております。

 今のところ世界的な流れはそんな感じですね。

 具体的な国はどうなのかということなのですが、大国、いわゆるアメリカとか中国とかロシアというところはヨタヨタしていますけれども今と同じレベルでの繁栄と諸外国への力の振るい方というのを続けるでしょう。

 特にいわゆる中東諸国はオイルの原価が低くなってくるせいか、あるいは一時期のアラブの春【※】のような運動が盛り返すか、恐らくはその両方が車輪の両輪のように動くんだと思いますが、中東諸国の勢いというのはかなり落ちてくるなという感じがしますね。

 アジアはいろいろ。うまくいっていたり、あるいはいろいろな問題が起こったり。それは国ごとにうまくいくとかそうではなくて、とにかくどの国もうまくいったりだめになったりというのをなんとなく繰り返す1年という感じがいたします。来年の世界の傾向はそんな感じです。

※アラブの春
2010年から中東・北アフリカ地域の各国で本格化した一連の民主化運動のこと。

雛形:
 ありがとうございます。

三上:
 香港とかその辺が気になりますね。新しいテクノロジーって、書き込んでくださっている方のコメントで「量子コンピュータ」って、これかな?

ヘイズ中村:
 量子コンピュータはどうだろう……。通信だからコンピュータだけじゃないかもしれない。

三上:
 オカルティックなところも量子論だからさ。怖いな。

東京五輪周辺が危ない⁉ 「大きなイベントがぶつかると、いろいろな災害が起きやすくなる」

雛形:
 続きましての大予言なのですが、2020年の日本についてみなさまにまたお伺いしていきたいなと思います。

三上:
 オリンピックもあるしね。

雛形:
 どうなるのでしょうか。秋山先生からお願いします。

秋山:
 先ほども申し上げたのですが、小さなものがよりひっくり返って大きなものに影響を与えると。僕は日本は来年は結構躍進をするんじゃないかなと思うのですが、ただ単純にバブルに向かうということじゃなしに、日本と世界との関わりは複雑化していくんじゃないかという気がいたします。

 その複雑化の中から新しいメディアとか、関わりのあり様がまた出てくる。そういう意味では日本から世界の経済に新しい流れや発明、お金の動き方みたいなものがたくさん出てくるように思います。だから日本がそういう意味で経済の最先端の技術を担うということになってくるのでは? というふうに私は感じております。

 ただ国内的に言うと、いろいろなちょっとした人との事件とか、どうも人為的な火に絡む事件が僕は多いような気がするんですね。やはりそろそろテロもものすごく気にしなきゃいけないし、とにかくいろいろな意味で人為的な災害を気にするということが大きいと思う。意外とスピリチュアルの世界では「オリンピックが大変だ」ということを言う人も多くてですね。

 オリンピック開催が7月24日だったかな。23日は菅原道真の祟りが起きた日なんですよね。清涼殿2ヶ所に同時落雷が起きるという災害史上最大の落雷があった年で、やっぱりそういうことも少し気をつけなきゃいけない。そういう神話にある言い伝えというのが、再び繰り返すということは時々起こることなので、少しそこら辺も気をつけなきゃいけない。

雛形:
 ありがとうございます。

五輪の経済効果は不発、西日本に大きな災害、西洋占星術的には王の失脚の予兆

雛形:
 続きまして大石先生お願いいたします。

大石:
 今度は易ですが違うタイプのほうの易で。

三上:
 細かいですね。

大石:
 いろいろ使い分けていますので(笑)。こういう八面体のさいころなんですね。

三上:
 一気にやっちゃうというやつですか。

大石:
 そうです。神蓍(しんし)というふうに言いまして、日本人が考案した道具なんですけれどもね。中国にはもともとなかったものです。こちら断易という易です。先ほどものは周易という易で種類が違うんですけれども、こちらは所作は簡単です。 ちょっとやりますが、ただ一振りです。日本の2020年と……。

三上:
 いい音だね。

大石:
 お待たせいたしました。国内ですから結構具体的な話になってくるんですけれども、オリンピックに関しては確かに下馬評的にいろいろ問題が起こるんじゃないかとか、困った勢力が日本に入り込んでくるんじゃないかとか言われていますが、意外にここはそんなに悪い気にはなっていないです。

 ですからオリンピックそのものの問題というのはそれほどでもないのではないかと考えられる。ただそれよりも問題なのは経済的なダメージが非常にでかいんですね。

 普通はオリンピック景気だったりとか、そういう感じで良さそうなんですけれども、どうも意外に期待していたものが不発に終わって、これでひと儲けとかと思っていたようなものがだいぶ肩透かしを食らって、かえってここで起死回生を狙っていたような企業がダメージを受けるというのがすごくあるのではないかという気がしますね。

三上:
 増税じゃないの?

大石:
 増税ももちろんありますけれども。あともうひとつは、私、実は『ムー』さんでここ数年ぐらい毎年の占いを行っておりますが、今年は私が「風」と言ったのが、なかなか当たったなと思っているんですけれども、来年はそういう意味でいくと、数年くるくると言われてる地べたの災害というのが結構あるかなという気がするんですね。

 ただそれは別に大地震とかではないと思いますが、また土砂崩れ的なものというのが、なんか地面にヒビが入る相みたいなのが非常にありますので、そういう自然災害のほうがとても心配かなというふうに考えられると。

 国のそういう土地の運勢を見るようなときは、一応富士山を日本の中心と考えるんですけれども、その富士山から見て南西方向ですと結構関西から瀬戸内から、あの辺がみんな入っちゃうんですけれども、ちょっと範囲が広すぎるんですが、わりと従来は東北とか関東に多かったような地面の害が西日本のほうに広がるのではないかという懸念がちょっとあります。

 ただもうひとつオリンピックのある意味、娯楽と言ったら語弊があるかもしれませんが、人を喜ばせるような文化というか、テレビ、マスメディアなんかもひっくるめての文化、文明的なものに関しては、意外に良いなという感じの気になっているんですね。

 ですから娯楽ムードというのはあると。ただ実際の金がついてこないというような形になりますので経済的にはない。だから逆に結構享楽に走るみたいな、一攫千金を夢見るとか。あるいはその場だけ楽しければいいやみたいな感じのやや退廃的なムードというのがあるかなというふうに思います。

 ですから全体としては別に歴史に残るようなひどい年ということではないと思うんですけれども、来年は庚子という年になっておりまして庚の年というのは、西洋占星術的にはだいたい木星と土星が0度か180度かどっちかになる。その二大惑星が庚子だったらコンジャンクション【※】だったかなと思いますけれども、いずれにしても昔は木星というのは国の王であって、土星は失脚であったわけですね。

※コンジャンクション
天体同士が0度に重なること。

 そうするとだいたい王が失脚するという形で出るというのが多かったわけですので、日本の国の場合には王様というのがどこにあたるのかというのは総理大臣なのかなとも思いますし、為政者たちというふうに大きく捉えておきますけれども、なかなか強運で続いてきた為政者の方々がそろそろ変わるかなというふうな。

雛形:
 ありがとうございます。来年の日本、どうなるのでしょうか。

「水のカードもいい感じでは出ていない」。来年の台風は今年並、あるいは今年よりひどくなる可能性が

雛形:
 それではヘイズ中村先生、お願いします。

ヘイズ中村:
 やはり2020年の日本といいますと、みなさんと同じようにオリンピックというところがまず頭にくるのですが、オリンピックというのは基本的に神事ですので、それはなんとかなるんじゃないかと。ちょっとしたつっかかり、あるいは小さなテロじみたこと、たとえば爆弾をちょっと仕掛けて、でもすぐに見つかってしまうとか、そんなようなことはあるんじゃないかと思いますが、オリンピックそのものはなんとかうまくいきますという感じがいたします。

 ただし経済的なところに落ち込むとまでは言えませんが、いわゆる前回の東京オリンピックのときのような経済波及効果がまずゼロなのと、あとはこのためにいろいろ無理をした建築関係、その他様々な業種に無理をさせてきたところのしわ寄せがバッと出るという感じがしますので、日本の経済というよりは日本の社会活動とかインフラがかなりガタガタになってしまうだろうなと。

 そのガタガタになったところに、日本お決まりの台風とかが来ると……ちょっとやばいかなという感じが。特に隠れた障害のところに死のカードが出ておりまして、死のカード自身はそんなに怖くはないんですけれども、隠れた障害に出てしまうということは、単純に言って死ななくてもいい人が死ぬ、失われなくてもいい命が失われるという危険があります。

 台風などに備えが良くなかった、あるいは直しておけばよかった堤防を直せなかった、そんなようなことで天災というよりは実際には突き詰めれば人災だよねというようなことで、お子さんとか、いわゆる弱者、そうした方の命がかなり失われてしまうのではないかなと思います。

 では良いことはないのかと。意外ですが、今は少子化とかなんとか言われていて若い人たちが結婚しない、あるいは生涯未婚率が高くなっているというところですけれど、大変な時代だからこそとりあえず好きな人には思い切って申し込んじゃえとか、とりあえず一度はダメ元でプロポーズしてみようとか。

 何か明るい感じではないんですけれども人類の本能そのものという感じで、結婚、繁殖というところに日本人の全体の意識というのがかなり集中されていくようです。そのことで一時期、結婚率あるいは出生率そのものは2、3年かかるでしょうけれども、そうしたものが上がっていく。

 こうしたことは基本的にめでたいことですので、社会的にはうまくいってないんだけれども身近ではめでたいことは結構多いぞという感じがいたしますね。ただそれは本当にある意味、これだけはなんとか幸せを感じたいという行動であって、特にお給料も上がらないし、あまり労働環境も改善されない。

 いわゆるレジャーとかファッションとか、そうしたところには少しお金が回ってくるようですので、これもやはり大掛かりなものではありませんが、身近なレベルでのそのような業界というところが潤ってくるような気がします。

 あとうまくいってないのは教育。特に高等教育。なんとなく大学教育の質がどんどんしぼんでいって、日本の将来という長期的な意味ではとても怖いなという感じがいたします。

 日本の災害というのは地震が一番大きな問題になるとは思うのですが、地面はかなり安定しているんですよ。いわゆる自然のレベルでいう地面はとても安定したカードが出ています。ただ人工的な安定でもあるので、逆に言えば人工的なものというのは人工的なもので壊されます。だからたとえばダムが決壊するとか堤防が決壊するとか。

 そうした点で、人が安全を守るために作った地面とか、そうしたものが壊れていく危険は、来年かなり多いかなという気がしますね。水のカードもいい感じでは出ていないので、台風は今年並、あるいは今年よりひどく出てくるでしょうし、風よりは大雨という形での台風被害が出てきそうです。

 あともうひとつ、流行病が心配になります。いきなりこんなところでアウトブレイクとか、あるいは学級閉鎖がバタバタとか、それで日本の人口が減るということではないでしょうけれど、かなりの問題になるかなと。

 どうすればそれを逃れられるのか。逃れられるところのカードは「常識を持って目の前の作業をこなしていきましょう」というカードですので、非常に地道でつまらないかもしれませんけれども、逆に地道でつまらないことを馬鹿にしていると大変なことになるよと。

 それだからこそ、毎日やることはきちんとやりましょう。やらなきゃいけない仕事はちゃんとこなしましょうという感じですね。そんな感じです。

雛形:
 ありがとうございます。そういう予言が出たということは備えていきたいですね。

2020年は『ムー』にとって追い風に⁉

雛形:
 続きましてですが、2020年の『ムー』はどうなっていくのかということで。

三上:
 え! そこを聞くの⁉

雛形:
 秋山先生、お願いします。

秋山:
 先ほども少し言ってしまったのですが、『ムー』はオカルトの分野というか、精神世界の伝統のある雑誌でございまして、僕も実はオカルト雑誌の編集長をいくつかやったんだけれども、やっぱり『ムー』の幹の太さという強さにはかなわなかった覚えがあります。

 そういう意味ではこの『ムー』は伝統的なもので、これからも続いていくし、2020年は特にこういうニッチな分野が大きくなる可能性がある。かつそのオカルトのブームが再燃する可能性は確かにあるんです。ただ問題は、その大きな情報のくくりで『ムー』的なものがあるとすると、その中でも個別化が進んでいるという問題があるわけです。

 「私はUFOが大好きだけど、お化けは嫌い」とか、「私は陰謀論大好きだけど、ネッシーは大嫌い」とか。リンクしないんですね。オカルト全体のどれにも興味があるという人が少なくなって、個別化が進む。もともと男の子雑誌だった『ムー』が女子の読者が非常に増えている。たぶん今は4割くらい。4割を超えているかもしれないですよね。

三上:
 そうですね。

秋山:
 そういう意味ではすごくみんなが安心してというか、受け入れられる『ムー』になってきてる気がいたします。そういう面では加速するのかなと。ようやくこれだけ長い間出てくると危ない雑誌じゃないんだなというのが社会に受け入れられてきたし、これはどうも加速するんじゃないかなと。

 このところ40周年を迎えるにあたって、いくつかのイベントに出ているんですけれども、『ムー』のキャップをかぶった親子が『ムー』のイベントに来る微笑ましい光景を見ることが多くなったわけですね。そういう流れが加速していくのかなというふうには思います。『ムー』にとっては追い風の年になるのではないんでしょうかね。そんなところでよろしいでしょうか。

三上:
 ありがとうございます。

6月発売の『ムー』7月号が2020年の一番の目玉に⁉

雛形:
 来年の『ムー』について予言を続けていきたいと思います。続きまして大石先生お願いします。

大石:
 またいろいろ書いてありますけれども、一応『ムー』の編集部から『ムー』のことを占ってくれというふうに言われましたので、その『ムー』表すのがこの上から2段目のところの「亥孫」という項になっているんですけれども、これに対して対応するものがありまして、今まで敵対勢力であったりとか、『ムー』対して非常に批判的であったようなものが、同化するという形の気になっているんですね。

 たとえばそれは出版物でということも考えられますけれども、社会的に『ムー』に対して批判的であったようなものたちが態度を変えて、こちら側にすり寄ってくるというような形というふうな気になっておりますと。

三上:
 よか、よか。

大石:
 しかも先ほど秋山先生もおっしゃっていましたように、読者層の中の女性比率は確かにもっと高まるのであろうという考えです。これは別に内容的に女性にすり寄るということではなくて、今までの路線が女子ウケするようになるということなんだと思います。要するにこちらのほうでも意図的な努力ではなくて、向こう側の関心もどんどん盛り上がってくるという形なのかなと考えられますね。

 あとポイントは6月発売ということは7月号になるんですよね。6月に出すやつが今年の一番の目玉になります。ここに一番の何かをぶつけていただかないといけない。

三上:
 よし、海外取材に行こう(笑)! ラスベガス(笑)!

大石:
 しかもそれは謀略論とか陰謀論とかその辺のテーマをやっていただくのが一番良いんじゃないだろうかと考えられますね。

三上:
 イルミナティかな。

大石:
 1年という2020年限定でしたので、6月をみると民間信仰とか習俗とかそういうものではなくて、世間の秘密的なものをやっていただくのが6月のヒットだと思いますでそれをぶつけていただくと。

三上:
 フリーメイソンに行っちゃおうかな。行ったことはあるんだけれどね。いつもお世話になっています。悪口を言ってすみません(笑)。そうか、メイソンが寄ってくる⁉ ウェルカムですよ。

大石:
 という読みでございます。

三上:
 ありがとうございます。7月号ね……。

“季刊 ムー臨死体験”など、今後は『ムー』の分野を広げていくのが非常に良い

雛形:
 続いてヘイズ中村先生、お願いします。

ヘイズ中村:
 『ムー』の運勢は占星術でということで、ホロスコープを出してきました。まずこれが『ムー』創刊時ホロスコープですね。だいたい生まれた時間は、たいていの本屋さんが朝の10時というところ発売時を計算させていただきました。

 第1室が海王星。神秘の星が上がっています。しかもそれがいて座のところなので哲学的な神秘の雑誌ということがここでバッチリ決められたなと。ただしあまり儲からない雑誌なのではないでしょうか。ごめんなさい。

三上:
 当時はそうだったんですよ。

ヘイズ中村:
 評判は非常に良いんですね。ただし実入りが少ない雑誌でよくここまで続いたなと。

三上:
 ありがとうございます。みなさまのおかげでございます。

ヘイズ中村:
 ただ続いたのは天頂に土星がありますので、あまり欲張らない。いわゆる一発当てとか大ブームということを欲張らないできちんとやってきたことで、これまで続いてこられたんじゃないかという気がしますね。

 ちょうど40周年のホロスコープを出してみました。これを見ただけだとちょっとわかりにくいかもしれないんですけれども、非常にスクエアとトラインという大幸運と大凶運が重なっているホロスコープになりました。

 スクエアというものがどういうものかと言うと、ほとんど今までの路線というものが止まる、そして新しい方向が見えてくるというようなところですので、単純にこれからの1年というのは今までの路線からだけではなくて、新しいものというのがだんだん出てくるだろうなと。

 特に第1室のところ木星、「ふくらむ」という意味の星が入っていますので、今まではやらなかった分野、あるいは今までは一緒にできなかったようなところ、そうしたものを抱き込んでいくことになります。ただ木星は無節操に動いてしまいますと、水ぶくれ状態でパシャンと寝てしまうので、来る者は拒まずではなく、来る者は吟味して、これからどうなっていくかということやらなきゃいけないなというのもここから見えてきます。

 そして最後、2020年の春分図。これはたいていその年の1年を見るものなのですが、そこと『ムー』の誕生時のホロスコープというのを合わせてみますと、さらにスクエアとトラインが増えているんです。

 そしてまた春分時のアセンダントがオカルトと心霊のところに入ってきますので、今までいろいろな分野をやっていらっしゃると思うのですが、私の診断ではオカルト系とか心霊系、特にあの死後の世界とか、死後の人からのメッセージとか、そうした昔からあるオカルティックなことが結構今後の『ムー』に大きな影響を与えていくだろうし、そしてまたそっちの方向性を21世紀の科学で探究するというのも、新しい方向として良いのではないかなと思います。

 そしてこのホロスコープだけ見ると、いきなり来年度は収入が上がっている。

三上:
 ハハハ、笑顔がこぼれちゃう(笑)。

ヘイズ中村:
 ただし溜め込む収入とは言いにくいんですよ。たとえば売上が上がったら次の総力特集につぎ込むとか、あるいは『ムー』別冊みたいなのをガンガン出すとか。だからお金はとてもよく回るようになると思いますが、たとえば編集長さんがたくさん給料が上がるとか、そういう感じではないです。ごめんなさい。

三上:
 期待していませんよ、そんなの……。

ヘイズ中村:
 そういう点では『ムー』の活動は非常に活発になるだろうなと。そしてここでもやはり分野を広げていく感じになりますので、オカルトの分野の中でいろいろなものを担当する。おそらくさっき言った単純に『ムー』が広がっていくと、水ぶくれ状態でパチンといっちゃうので、たとえば“ムー占い”とか、“ムーオカルト”、“ムー臨死体験”とか。

三上:
 臨死体験専門誌⁉ それもすごい(笑)。

ヘイズ中村:
 季刊で(笑)。

三上:
 “季刊ムー臨死体験”、すごいな(笑)。

ヘイズ中村:
 そんな感じで分野わけしちゃうと、非常に良いのではないのかなと。そんな感じがします。

三上:
 昔、『ムー』のS介が編集長をやっていた頃に出た『elfin』という占い雑誌があった。今はもうないんだけれども、それを別冊か何かで復刊じゃないけれども出そうかなという話があるんだよ。これかな?

雛形:
 もしかしたらこれかもしれないです。

三上:
 『ムー』別冊elfinなんとかみたいな。まだ企画段階だけれどね。

西洋版“こっくりさん”を体験! 『ムー』発展のキーワードとは?

雛形:
 大予言コーナー最後のコーナーに参りたいと思います。ゲストのみなさんと三上編集長でウィジャボードを使って、今後もますます『ムー』が発展するためのキーワードを占っていきたいと思います。この企画はヘイズ先生にご提案していただいたんですけれども、あらためてこのウィジャボードというものがどういうものかについてご説明をしていただけたらなと思います。

ヘイズ中村:
 日本ではたいていコックリさんとか、あるいはいろいろな国で御筆先とかいろいろな言葉を具体的に見せるためのテクニックというのがあるんですね。ウィジャボードというのはゲーム感覚でもよく使われるものですが、特にホラー作家のスティーヴン・キングは非常にこれが好きで、小道具として使っては悪魔が降臨するときとか、お前はもう死んでいるとか、その手のことに使うのがウィジャボードです。

 人の筋肉が潜在意識を伝えて動くという説もありますし、本当に精霊が来ているという説もあります。だからその辺はきょうは追究しないで、せっかくこれだけのメンツが揃ったんですから、特に私としては三上編集長と秋山先生が一緒に指を乗せると何かそこでスパークするんじゃないかと、それを楽しみにしております。

 これからの『ムー』がより発展していくためのキーワードをウィジャボードの精霊に聞いてみたいかなと思うのですが、みなさんでそちらの近くに行ってください。

三上:
 こっくりさんも日本のものみたいにみんな思っているけれど、もともとはウィジャボードなんだよね。

雛形:
 ウィジャボードが発祥になってこっくりさんに。

ヘイズ中村:
 どうぞ真ん中に。

雛形:
 これは「Hello」と……「Goodbye」?

ヘイズ中村:
 要は精霊が来たら「Hello」のところに行くんですよ。帰りたくなっちゃったら「Goodbye」のところに指してくれるんですね。そんなところで、みなさん適宜乗せていただいて。ではとりあえず礼儀正しく召喚していきます。

 火と水と風と地の力にかけて我に答えをもたらしたまえ精霊よ、このウィジャ盤に降りてきて私たちにこれからの進路を示し給え。きょう聞きたいことは今後の『ムー』に、より発展をもたらすためのキーワード。あなたの意思をここに見せてください。

 降りてきましたか? 降りてきたら「Hello」のところに動いてください。答えたくないですか? あ、動いた。

雛形:
 動き出しました。

ヘイズ中村:
 わりと懐疑的な大人4人がやっているから、なかなかしっかり動かないです(笑)。降りてきましたね。答えていただけますね。ではこれからの『ムー』に必要なより発展していくための言葉を綴ってください。綴るのが終わったら「Goodbye」のところに戻ってください。

 「I」、「L」、「U」? 「I love you」(笑)? 「K」、「O」、「Q」、「H」。止まっちゃった。もう終わりですか? 終わりだったらグッバイのところに行ってください。……終わった。

雛形:
 「I」、「L」、「U」、「K」、「O」、「Q」、「H」。

三上:
 何だろう。

ヘイズ中村:
 わからない。「I」、「L」、「U」は普通英語圏だと「 I love you」で訳せます。そのあとが「K」「O」。「Knock out」? わからない……。グッバイに来ちゃったから、詳しく聞けないし。何だろう、無線のコールナンバーみたいに聞こえるけど。大石先生がおっしゃっていた、力を入れないといけない7月号でこれを追究するとか。

三上:
 調べますよ。

ヘイズ中村:
 あとで数値変換しないといけないと思うのですが、私の知恵ではわからない。すみません。「Q」が……。

三上:
 やっぱり謎があるほうがいいですね。調べますよ。

ヘイズ中村:
 最後のほうは動きやすかったですもんね。

三上:
 なるほど、ありがとうございます。

雛形:
 ということで、「I」、「L」、「U」、「K」、「O」、「Q」、「H」という謎の文章が出てきましたけれども。こちらが今後『ムー』が発展するためのキーワードということで。

三上:
 追究をがんばります!