両チームの予想布陣。ともに4バックを選択か。

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 11月14日、日本代表はカタール・ワールドカップのアジア2次予選の第4戦として、アウェーでキルギスと対戦する。

 ミャンマー(〇2-0/アウェー)、モンゴル(〇6-0/ホーム)、タジキスタン(〇3-0/アウェー)を下した日本は、3連勝でグループFの首位に立つ。一方のキルギスは2勝1敗(タジキスタンに敗戦)で2位。いわゆる首位攻防戦のゲームとなるわけだ。

 もっとも日本はエースの大迫勇也(戦列復帰したばかりでコンディションを配慮)、堂安律、久保建英(ともに今回はU-22代表の活動に専念)、冨安健洋(10月10日のモンゴル戦で左ハムストリングを負傷)と複数のキーマンを欠いたうえでの試合となる。

 森保一監督は「チーム力が落ちるとは思ってはいません」と自信を覗かせるが、冨安に代わってCBを務めそうな植田直通、堂安が入ることの多い右サイドハーフに起用されそうな伊東純也、大迫の代役としてCFでの先発が予想される永井謙佑らがどういったプレーを見せるかは、大きなポイントになる。
 一方で、敵地での一戦に向けて、指揮官は「完全アウェーのなかで厳しい戦いになると覚悟しなくてはいけません」と気を引き締めつつ、キルギスの印象は「去年、日本で対戦させてもらいました。個のフィジカルがあり、規律を持って戦える良いチームだと思います」と説明。

 キルギスとは昨年11月に国内のキリンチャレンジカップで対戦しており、日本は4-0と勝利した(山中亮輔のA代表初ゴールで先制すると、原口元気、中島翔哉、大迫が加点)が、キルギスは当時のメンバーとは数人が入れ替わっており、注意が必要だろう。

 日本にとって朗報なのはCFのルクスが負傷したとの情報があり、欠場する可能性があることだ。ただし、その際には最前線に日本戦でも10番を付けるだろうムルザエフが入る予定で、テクニカルなこのFWの動きには気を配りたい。

 またCBと左SBを務めるキチンもキルギスのキープレーヤーであり、後方からのビルドアップ役として重要な仕事をこなす。そして中盤では20歳のシュクロフ、低い位置でチームを操るベルンハルトにも警戒が必要で、ともに技巧派として攻撃にアクセントを加える存在だ。ルクスが欠場となれば、この4人が日本にとって要注意選手となるだろう。

 キルギスのクレスチニン監督は「(日本は)強いとは思いますが、どんなチームにも弱点はある。そこを突きたい。明日は熱い試合になるはず。簡単な試合になるとは考えていませんが、全力で頑張ります」と語り、不敵な笑みを浮かべている。
 また、日本は試合会場となるビシュケクのドレン・オムルザコフ・スタジアムのピッチコンディションにも苦しめられそうだ。所どころ、芝が剥げており、「下がえぐれるようなところもあった」(伊東純也)と、足を滑らすシーンも増えるだろう。丁寧にボールをつなぐ従来の日本のスタイルだと苦しい展開になるかもしれない。

 その点はCBの吉田麻也やボランチの柴崎岳からシンプルにロングボールを入れる攻撃を増やしても良いのではないか。
 加えて、試合当日のスタジアムはキルギスサポーターで埋めつくされそうで、独特な雰囲気のなかでのゲームとなるはず。そのなかでこれまで出場機会が限られてきた選手たちがアピールに成功すれば、選手層アップという面でも大きなプラスになるが、リズムに乗れないとなると厳しくなる。さらに現地時間の17時半(日本時間20時半)キックオフ予定のゲームだけに、気温の低い中での戦いとなる(現地は夜には氷点下まで気温が下がることも)。コンディション面での調整も難しくなりそうだ。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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