北米で興収1000万ドル到達は確実視されている (C)2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON
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 韓国映画として初めてカンヌ国際映画祭のパルムドールに輝いた、ポン・ジュノ監督による話題作「パラサイト 半地下の家族」が、今年北米で公開された外国映画の興行収入第1位となることが確実になった。米バラエティが伝えている。

 全員失業中の貧しいキム一家は、家庭教師など様々な立場としてIT企業を経営する超裕福なパク氏の豪邸に“寄生”しはじめるが、次第に想像を遥かに超える悲喜劇に巻き込まれていく。

 相反する2つの家族を通して現実世界が直面する貧富格差を痛烈に批判しながら、コミカルさやサスペンス感など交えて上質なエンタテインメント作品へと仕上げたジュノ監督を、全米の批評家は絶賛。アカデミー賞では国際長編映画賞の韓国代表に選出されているが、作品賞や監督賞にもノミネートが有力視されている。

 韓国では1000万人突破、フランスでは150万人を超え、公開が始まった世界各国でも動員記録を塗り替える爆発的な盛り上がりを見せている同作だが、北米でも10月11日の公開初日から現在までの累計興行収入が753万ドルに達する大ヒットを記録。市場分析会社コムスコアのアナリストは、11月9日の週末から上映館を142追加し、603館での拡大上映となることも踏まえ、北米興収が1000万ドルに到達するのは確実とみている。

 現時点では、3月公開のメキシコ発コメディ「No Manches Frida 2(原題)」が927万ドルで、今年北米で公開された外国映画興収1位の座をキープしている。「パラサイト 半地下の家族」は、2020年1月から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開。