きのう10日(2019年11月)に行われた天皇即位の「祝賀御列の儀」には12万人が集まったが、せっかく皇居まで来たのにパレードを一目も見られなかった残念な人も多かった。

パレードは午後3時からだったが、午後1時には皇居エリアの警察官が次から次にやってくる人たちに、「こちらのブースはいっぱいです。もうここではパレードを見られません。日比谷交差点方向へ移動お願いします」と声をからしている。

永松雄輔リポーターがちょうどそこにいた。「パレードまでまだ2時間ありますが、皇居周辺は入場制限が始まったようです。大勢の人が移動していきます」と伝えていた。多くの人が1・8キロ先の日比谷公園へと、濠端をゾロゾロ歩いて行く。

皇居から日比谷公園、国会議事堂へ誘導されたあげく...

ところが、日比谷公園に近づくと、日比谷エリアも入場規制になっていた。警察官が「満員となりました。日比谷公園を抜けて、国会議事堂方面に行くことをお勧めします」と誘導する。入れなかった人たちは、今度は1・2キロ先の国会エリアを目指す。

中年の女性は「高知から来たんだけど、どうしよう」と途方に暮れている。埼玉・三郷から来た女性も「(どうなっているのか)よくわからない。もう帰ろうかなと思っています」とあきらめ顔だ。

そして、20分ほど歩いて国会議事堂前に来ると、すでに身動きできない状態になっていた。警察官が「これ以上は入れません」というプラカードを掲げている。しかし、パレードは100メートルも先だ。永松リポーターも「(パレードが通る道路は)まったく見えません」といい、かすかに音楽隊のマーチが聞こえるだけ。手を伸ばしてスマホで撮影しても、人々の頭しか写らない。ここで、ついに諦めることになった。

通過したあと、一生懸命背伸びしていた女性に聞くと、「全然見てない。ワーッていうのが聞こえたので、あれだったのかな」と苦笑いしている。男性も「オープンカー? 見えませんでした」と残念そうだ。

司会の小倉智昭「近くまでいらっしゃったのに、お姿を見られなかった方も大勢いらっしゃったようですね」

結局、沿道からしっかりお祝いできたのは、「九州からきのうの7時にきました」「きのうの夕方6時から並びました」という人たちだったようだ。