フリーの犯罪捜査コンサルタント・誉獅子雄(ディーン・フジオカ)と精神科医・若宮潤一(岩田剛典)のコンビに、警視庁捜査一課警部・江藤礼二(佐々木蔵之介)が協力を依頼してきたのは、マスコミで「前世殺人事件」と騒がれている奇妙な事件だった。

17歳の女子高生・高遠綾香(吉川愛)がある日突然、「ジュンちゃんを殺した」と告白。警察が捜査すると、証言通りの場所で遺体が発見された。遺体は死後20年以上が経過しており、綾香に犯行は不可能。しかし、綾香は「私、前世で人を殺したんです」と言う。

誉ら3人が高遠家に赴くと、綾香の母親・美樹(霧島れいか)は「警察は前世の罪で娘を罰するのか?」とものすごい剣幕で追い返そうとしたが、父親・一也(二階堂智)が冷静に対応し、ようやく家に入ることができた。

「前世の記憶を持つ人間が一定数存在する」のは事実だが...

「歴史上には前世の記憶を持つ人間が一定数存在している」と話して綾香の心を開くことに成功した誉は、綾香が不眠症であることを見抜いた。

綾香は塾帰りに男に襲われそうになったことからPTSD(心的外傷後ストレス障害)に陥り、母親の勧めにより大学病院でカウンセリングを受けていたのだ。綾香を治療していたのはPTSDの権威・平田初雄教授(伊藤洋三郎)だったが、平田はすでに退官。誉らは大学病院を訪ね、綾香の治療を引き継いだ准教授・宇井宗司(和田正人)に面会する。

宇井は患者の気持ちを和ませるために研究室でカナリアを買っていた。また、ある女子高生へのカウンセリングの模様を記録した20年前のビデオテープも見つかった。

「俺が突き止めたいのは、なぜ彼女が遺体のことを知っていたのかだ」と意気込む誉は、前世殺人の謎を解くことができるのか? ビデオテープに残されていた驚愕の真実とは?

コナン・ドイルの短編「ブラック・ピーター」には「悪名高きカナリア教練師ウイルソンの逮捕によって、ロンドンのイーストエンドから悪の元凶が取り除かれた」という『語られざる事件』が登場するが、果たして今回の事件との関連やいかに?(2019年11月11日よる9時放送)

寒山