ACL通算26得点を挙げている興梠慎三。ホームでの第2戦でその決定力を発揮できるか?写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 現地時間11月9日に、アジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)決勝の第1戦、浦和レッズ対アル・ヒラルがキングサウード・ユニバーシティースタジアムで開催され、0-1で浦和が敗れた。

 厳しいアウェーでの戦いとなった浦和だが、最少失点でホームの第2戦に望みをつないだ。

 試合はホームのアル・ヒラルが80%近いポゼッションをベースに攻勢に出る。前半は0−0で凌いだが、60分ついに均衡を破られる。

 ジョビンコにペナルティエリア手前から右サイドに展開されると、鋭いクロスを入れられ、これを走り込んだMFのカリージョにヘディングで押し込まれてしまう。

 その後も劣勢を強いられた浦和は、後半は1本のシュートも打てず試合終了を迎えた。

 オフサイド判定に救われる場面もあるなど大量失点になってもおかしくない展開ながら、累積警告により出場停止の守護神・西川周作に代わってゴールマウスに立った福島春樹がファインセーブを連発。ディフェンス陣も身体を張って守り、なんとか1失点に抑えてホームでの2戦目に望みをつないだ。

 試合後のフラッシュインタビューでは、キャプテンの興梠慎三が次のように90分を振り返った。
「非常に難しい試合でしたけど、ちょっと点を取るのが難しいと感じていましたので、1点取られた時に、チーム全員で1−0で終えて、ホームで勝負しようというのをみんなに伝えました」

 さらに最少失点での敗戦という結果を受けて、ホームでの第2戦には「この1−0で負けたことは次の試合必ずプラスになると思います。ホーム埼玉で借りを返したいと思います」と、敗戦をポジティブに捉えて“後半”90分での逆転勝利に意気込みを示した。

 ACL王者が決定する決勝の第2戦は、11月24日に埼玉スタジアムで行われる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部