川崎フロンターレDF車屋紳太郎

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[11.9 J1第31節 鹿島0-2川崎F カシマ]

 川崎フロンターレは0-0で迎えた後半6分、鹿島の猛攻からMFセルジーニョに決定的なシュートを放たれ、大事な先制点を与えたと思われた。しかし、そこで立ちはだかったのはDF車屋紳太郎。的確なカバーリングで身体を張り、強烈なシュートを見事にブロックした。

「コースがけっこう限定されていたので読みやすかったというか、来ると思っていた」。当該場面をそう振り返った車屋だが、カバーに入った献身性については「監督からもそういうところはすごく厳しく言われるので」と苦笑い気味に語る。とはいえ、このプレーがなければ流れが鹿島に向いたであろうビッグプレーだった。

「我慢の時間がすごく続くと思っていたし、相手もそれが得意なチームなので我慢比べの試合になったけど、ルヴァン杯で鹿島と当たって勝ったのがみんな自信になったし、どこかでチャンスが来ると思っていた。それを信じてやった」。

 長年にわたって勝負強さを持ち味としていた鹿島相手の勝利。対面には欧州トップレベルも経験してきたDF内田篤人が君臨したが、「ニアゾーンが取りたいんだろうなと思ったので、僕が逆に出過ぎずというか、僕が出たスペースを突きたがるのはわかっていたので、むやみに食いつきすぎずにプレーした」と冷静な対応も光った。

 この勝利により、川崎Fはリーグ3連覇の望みをかすかに残した。「いまは良い状況で来ていると思うし、優勝に向けては厳しい状況が続いているけど、絶対に100%でプレーするのは変えちゃいけない」。そう語った車屋は3週間後の次節・横浜FM戦(2位)に向けて「ホーム最終戦だし、良い相手なのでサポーターも楽しみにしてくれていると思うので、良い準備をして勝ちたい」と上位相手の連勝を誓った。

(取材・文 竹内達也)●[J1]第31節2日目 スコア速報