横浜FMのGK朴一圭

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[11.9 J1第31節 横浜FM4-2札幌 ニッパツ]

 相手に流れが傾きかねない局面でのスーパーセーブ2連発だった。3-1で前半を折り返した横浜F・マリノスは後半立ち上がりの3分にFKのピンチを迎える。札幌のキッカーはDF福森晃斗。高精度のクロスにDF進藤亮佑が頭で合わせたが、GK朴一圭が鋭い反応で弾くと、こぼれ球に反応したFW鈴木武蔵の右足シュートも至近距離で防いだ。

 日本代表にも選出された2人の連続シュートをいずれもビッグセーブ。「セットプレーからいいボールが入ってくるのはスカウティングから分かっていた。1失点目もいいボールで、一度は反応できたのにセカンドボールに反応できなくてやられてしまった」。2-0の前半8分、福森の右CKに合わせたFWジェイのヘディングシュートは防いだ朴だったが、こぼれ球に詰めた鈴木に押し込まれ、失点していた。

 しかし、後半立ち上がりの場面では「体が先に動いてくれて、セカンドボールへのアクションも練習でやっているように対応できた」。後半立ち上がりに圧力をかけてきた札幌の勢いを止め、チームは後半25分にPKでダメ押しの4点目。「チームに勢いを与えるセーブができた。体が自然と動いて、自分でもいいセーブだったと思う」と笑みをこぼした。

 昨季まで当時J3の琉球でプレーし、J3優勝とJ2昇格に貢献した守護神は今季、一気に2つカテゴリーを上げて再び優勝争いを繰り広げている。「去年もJ3で優勝して、今年も優勝争いができている。めったに味わえない機会だと思うけど、気負うことなく、楽しめている」。4連勝で2位に浮上し、自力優勝も復活。いよいよ残り3節となる中、「まずは次の試合。2週間空くし、アウェーで厳しい試合が待っている。先のことは考えず、次の試合に向けていい準備をしたい」と地に足を付け、次節23日の松本戦(サンアル)を見据えた。

(取材・文 西山紘平)